月虹物語 2 (ページ4)

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第54話ページ4

虹王専用客室・朝になる前

アル&イル&ゼロ
「…Zzz(寝ている)」

ルナ
(三つ子って寝る姿も同じなんだね)

掛け布団をかけ直す

リク
「…(本のページをめくる)」

ラグ
「クラン…帰ったら…通信機のテスト…手伝ってほしい」

クラン
「いいぞ」

ラグとクランは開発中の新通信機の話をしている

レヴァ
「…お母様…ムニャムニャ…Zzz(寝言)」

ルナ
(レヴァったら寝言でマリアの事呼んでるよ)

シオン
「ん？…ルナ…起きたのか？」

シオンはルナが隣にいない事に気づき目を覚ました

ルナ
「シオン、おはよう…何か飲むなら取りに行くけど？」

シオン
「今はいらない…ふぁ…(あくび)」

ルナはシオンの前髪が跳ねているのでツンツンッとさわる

ルナ
「寝癖がついてるよ、洗面所で直しておいでよ」

シオンは頷くとキラを抱っこして洗面所に行った

リク
「目が覚めたのはうなされたからと言わないんだな」

ルナはリク達が起きる前に悪夢にうなされていた

ルナ
「まさか、唸り声でリクが起きて揺さぶって起こされるとは思わなかったよ(汗)」

リク
「俺達が騎士として来たから悪夢を見るようになったのか？」

ルナ
「その前から悪夢はあったんだけど…唸り声を上げたのは今日が初めてだよ(汗)」

リクはルナの悪夢にうなされている間声をかけながら身体を抱きしめていた

リク
「魔物の唸り声と同等の上げようで…名前を呼ぶので精一杯だったぞ」

ルナ
「リクが私を抱きしめながら名前を呼んでくれたのは嬉しかったよ…ありがとう、リク」

リク
「感謝する程じゃないだろ、あと1度浄化などやってもらった方がいいぞ///」

少し照れたのか、本で顔を隠すリク

ルナ
「浄化などする時はリクに付き添いでもしてもらいたいなぁ」

ルナはリクの隣に座る

リク
「…それが好意だったら喜んで受け取るぞ」

ルナ
「好意じゃないよ！友達として頼ってるんだよ！(焦)」

ルナはクランとラグの方に逃げ込む

クラン
「ルナをからかうとシオンに睨まれるぞ」

ラグ
「睨まれる…くらいなら…リクは気にしない」

リク
「あぁ、それに睨まれるのはお前達もだからな」

クラン
「なっなんの事だか(焦)」

ラグ
「…ルナちゃんを…獣人だと思ってる…幻獣達もいるから…ライバル…増えるかも…」

ルナ
「クラン達もリクと同じ考えなの！？」

ルナはクラン達から離れると後ろから三つ子に抱きしめられた

アル&イル&ゼロ
「ルナを困らせるなよ」

リク&クラン&ラグ
「すっすまない(汗)」

レヴァ
「…そんなに…食べられませんよ…ふふふっ…Zzz(寝言)」