月虹物語 2 (ページ25)

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第75話ページ25

水の国で楽しい思い出を作った、次の日はいつもの依頼と責務を遂行する日々に戻りました

夕方・虹の国・街中

ルナ
「魔物避けの宝石も異常無しっと」

街中に設置している装置の点検をしています

ゼロ
(依頼…終わったから帰ろっと…あっルナ)

ゼロは屋根の上からルナの姿を見つけたのでルナの後ろに着地して声をかける

ゼロ
「ルナ」

ルナ
「あっゼロ、依頼お疲れ様！」

ゼロ
「うん、ルナは何してるの？」

ゼロはルナの持っている端末を見つめる

ルナ
「装置の点検と街の皆の生存確認をしてるんだよ」

ゼロ
「そうだったんだね…あっお父さんの名前もある」

噴水広場の地図画面の右側にゼロのお父さんの名前が書いてあったのを見つける

ゼロ
「…お父さんに会ったんだね」

ルナ
「うん、ゼロ達のお父さんも虹の国の住人だから、挨拶をして来たついでにゼロ達に伝言を頼まれたよ」

ゼロ
「なんて言ってたの？」

ルナ
「前に会った時に髪が伸びすぎてたから切ってあげるから明日家に帰ってきなさいって言われたよ」

ゼロ
「明日…お父さんに髪の毛を切って貰える(嬉)」

ルナ
「ふふっ…！」

背後から魔力を感じたので振り返るが何もいない

ゼロ
「どうしたの？」

ルナは端末をカバンにしまうと周りを見る

ルナ
「急に魔力を感じたんだけど…ゼロは感じなかった？」

ゼロ
「何も感じなかったよ」

ルナ
「気のせいかな？」

ルナは責務を終わらせてゼロと城に帰りました

夜・虹の城・リビング

アル
「父さんが俺達の髪を切ってくれるのか？」

ゼロ
「うん、だから明日一緒に行こうよ」

イル
「かっ髪を染めてるのを怒られたりするかな？」

アル
「怒られそうだな(汗)」

ゼロ
「髪を染めるの辞めるの？」

アル＆イル
「やっ辞めない(汗)」

キラがルナの左肩に乗り端末の情報を見る

ルナ
(急に魔力を感じたって事例は無し…！？)

ラグ
「調べてるから…見てたけど…魔力は戦闘以外…使う事はないと思うよ」

ラグはルナの隣に座っている

ルナ
「らっラグ、いつから居たの？」

ラグ
「…ルナが端末を開いてすぐ」

ルナ
(調べる事に夢中で気づかなかった(汗))

キラ
「キュッ？！(持ち上げられた事にびっくりする)」

シオン
「キラ、ルナの邪魔したらダメだろ」

キラ
「キュー(反省)」

シオンはキラを連れて部屋に戻る

ルナ
「ねっねぇ、クランとレヴァに聞きたいんだけど」

クラン＆レヴァ
「なんだ？なんですか？」

ルナ
「暗殺部隊に居た時は魔力って使った？」

クランとレヴァは使った事は無いと言って首を傾げる

ルナ
(暗殺目的じゃないとしたら…)