月虹物語 2 (ページ15)

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第65話ページ15

宝石武器が使えるようになった三つ子はリク達にその事を伝えたあと三つ子は父親の家に手伝いに行った

虹の城・書庫

リク
(宝石武器を使う方法が心を満たすこと？)

書庫の本を整理しながら考え込む

リク
「本人の感情に反応していると考えた方が自然だが…クラン」

クラン
「！…よく俺だと分かったな(汗)」

リク
「足音だけでも誰か分かるからな…それで何か用だったか？」

クラン
「ルナの食事の量が減ったんだが…！」

リク
「原因は新しい魔物王だろ」

クラン
「やっぱりか」

リク
「俺達には必要ないが…ルナには食事は大事な事なんだ…無理にとは言わないが食べさせておいた方がいいだろう」

クラン
「食べやすい食事にした方がいいな」

クランは書庫から出るとキッチンに向かった
その数分後、ルナが書庫に入って来た

リク
「どうしたんだ？」

ルナはぬいぐるみを抱えてその場に座る

ルナ
「今日は…この国に…魔物は…入って来た…？」

ルナは魔物の事しか頭に入っていないのかリクに小声で話しかけている

リク
「ルナ、魔物は来ていないからな…部屋で寝た方がいいぞ」

ルナ
「寝たら…魔物を…倒せないから…起きてる…」

リク
「それなら、リビングに行ってクランの作った食事でも食べてくるといい」

ルナは頷くと立ち上がり書庫を出てリビングに向かった

リク
(魔力が使えなくなる夜まであの状態ではルナの心と身体が持たないかもしれないな)

リクは本を整理するのを辞めて通信室に向かうのでした