月虹物語 2 (ページ13)

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第63話ページ13

小さい魔物王が描かれた場所は無の国の山奥でした

小さき魔物王
「ギャンギャンッ」

幻獣王
「お主達、なぜ来たんじゃ？」

幻獣王と仲良く遊んでいる小さき魔物の王の姿を見た闇王と光王それから虹王と騎士達

ディーア
「仲良しかよ！？」

ライラ
「仲良しさんですね」

ルナ
「連絡付かないから心配したんだよ！幻獣王！」

幻獣王は連絡用端末を忘れていたと言って少し申し訳なさそうにする

キラ
「キュー？(僕達を攻撃しないの？)」

小さき魔物王に話しかけるキラ

小さき魔物王
「ギャンッ！(攻撃しないよ！遊ぼうよ！)」

虹王のそばから小さき魔物王を持ち上げる幻獣王

幻獣王
「余程虹王の魔力が好みなんじゃろ」

ディーア
「前の魔物王にも捕まって檻に入ってたしな(笑)」

ライラ
「あの時のレオンくんはとても怒っていました(汗)」

ルナは好きで捕まったわけじゃないよっと少し拗ねる

幻獣王
「この魔物王は我々に敵意を持たぬ種族じゃ」

ルナ
「敵対する事は一切無いと言いきれますか？」

幻獣王
「不安なのは分かっている…無の国の王である私が責任を持って小さき魔物王を育てよう」

小さき魔物王は幻獣王の言葉に反応してしっぽを振る

ライラ
「幻獣王様、一応検査を行ってから飼われた方が良いかと思いますわ」

幻獣王
「うむ、検査を行う場所は光の国で良いな」

ライラ
「勿論でごさいます」

ディーア
「また討伐戦が始まるかと思ったぜ」

幻獣王
「虹王よ、納得いかぬかもしれぬが今出ている殺気を消してはくれぬか？」

ルナをなだめる騎士達

ルナ
「…少しでも攻撃したら許さないから(殺気)」

小さき魔物王は虹王の殺気に怯えた

ディーア
(うわー、久しぶりの殺気だなー)

虹王の背中を押してその場から離れさせる闇王と騎士達

小さき魔物王は虹王からの殺気に怯えたまま幻獣王の心臓の音を聞いて落ち着こうとする

幻獣王
「小さき魔物王よ、虹王は本当はとても臆病なのじゃ…許してやってくれぬか？」

小さき魔物王はコクコクッと頷くと幻獣王の腕の中で眠った

ライラ
「準備が整ったらお迎えにあがりますのでお城で待機していてください」

幻獣王は分かったと言うと城に小さき魔物王を連れて戻った

それから1週間達、小さき魔物王には敵対心する無いことが分かったのでした