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家に帰ってからお母さんに相談してみると、スニョンくんヤキモチ妬いてんじゃないのー?なんてテキトーにかわされた。スニョンがヤキモチ?ないない。
翌朝迎えに来てくれる時もいつも通りで、なんだかほっとした。よかった、こんなんで気まずくなるような仲ではないけど。
教室に入ると、もちろんイジフンは机で伏せて寝ていた。私が席に着くとすこしモゾモゾ動いている。
「イジフン、おはよ」
「………ん、はよ」
かなり眠そうに伏せたまま言った。初めて本人に名前を呼んだんだけど、特に反応無し。まぁ期待してないけど。そういえばこの人、私の名前知ってるのかな?
「ねーねー」
「……なんだよ、遅刻魔」
「今日なんて全然遅刻してないじゃん!」
「声デカい」
こいつほんとムカつく。なんなの本当に!私はふんっとあえて聞こえるように言って窓の方へ向いた。
「……おい。A、話しかけといて用ないわけ?」
「え……」
私の名前を呼んだイジフンにまた驚いた。私が名前呼んだから呼んでくれたのかな?なんて、そんな訳ないか、この超無愛想男がそんなこと考えるわけ無い。
「で?なんの用」
「な、なんでもない!」
「あっそ。それにしても一々うるせーな、お前」
そう言ったイジフンは少しだけ笑っていた。
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RICKY(プロフ) - ドキドキしました!いいですね! (2016年2月5日 0時) (レス) id: b6d07f01f2 (このIDを非表示/違反報告)
te - あまりにも最高すぎて朝になりそうです、更新めちゃくちゃ楽しみにしてます (2016年1月18日 3時) (レス) id: 7de32dbd0c (このIDを非表示/違反報告)
ぱお〜ん木下 - サイッコオオオオオォウデッス!!!更新楽しみにしてます!!!!! (2015年11月10日 0時) (レス) id: 1c99d1a675 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ野郎(プロフ) - イジフンと付き合います。 (2015年8月31日 17時) (レス) id: adcdeb6ee7 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - ハチミツ野郎さん» ディエムッして本気で! (2015年8月14日 20時) (レス) id: 6d523d37fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:。 | 作成日時:2015年7月28日 22時