０３ ページ3
「お前起きんの遅い、遅刻すんじゃん馬鹿」
「スニョンだってよく寝坊するくせに」
「うるせー、今日はお前が寝坊したんだ」
スニョンと軽く言い合いながら教室に入ると、また痴話喧嘩かと周りが茶化す。ほんと、そんなんじゃないんですけど。
軽くみんなと挨拶を交わしながら席につく。もちろんイジフンは私より先に来ていて机に伏せて寝ている。
私が机から教科書を出しているとイジフンが目を覚ました。そしてふと私の方に寝ぼけた顔で振り向いた。また席代わってとか言うんじゃないでしょうね……
「ん……おはよ」
「え……お、おはよ」
まさかイジフンから私に挨拶してくるなんて思ってなかったから驚いて暫く見つめてしまった。何この人、挨拶とかしてくれるんだ。
「……なに見てんだよ、遅刻魔」
「みっ、見てないし！それに遅刻してない、ギリギリセーフ！」
「声デカい」
つい大きな声が出てしまって周りに見られてしまった。誰のせいだよ、誰の。
「お前ガキだな」
「は！？」
「だから、声デカいから」
何か言い返そうと思ったのに、先生が来てしまって何も言い返せなかった。悔しい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 612人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RICKY(プロフ) - ドキドキしました！いいですね！ (2016年2月5日 0時) (
レス) id: b6d07f01f2 (このIDを非表示/違反報告)
te - あまりにも最高すぎて朝になりそうです、更新めちゃくちゃ楽しみにしてます (2016年1月18日 3時) (レス) id: 7de32dbd0c (このIDを非表示/違反報告)
ぱお〜ん木下 - サイッコオオオオオォウデッス！！！更新楽しみにしてます！！！！！ (2015年11月10日 0時) (レス) id: 1c99d1a675 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツ野郎(プロフ) - ｲｼﾞﾌﾝと付き合います。 (2015年8月31日 17時) (レス) id: adcdeb6ee7 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - ハチミツ野郎さん» ディエムッして本気で！ (2015年8月14日 20時) (レス) id: 6d523d37fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：。
| 作成日時：2015年7月28日 22時
