となりのイジフン

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さっきのイジフンの行動に私は正直ドキドキしてしまっていて、自分でも驚いている。あんなに嫌で嫌で仕方なかったイジフンにこんな気持ちになるなんて。異性として好きとかそういう感覚ではなくて、あの不器用な優しさが好きで。とにかく仲良くなりたいな。









「ねーねー」









「ん」









「私カトクしてるの」









「ふーん」









「イジフンは？」









「…………してない」









「嘘つき、今迷って答えたでしょーしてるんだ」









「だったらなんだよ」









「教えてよ、私に」









イジフンは私を横目で見た。カトクくらい交換してくれてもいいじゃない！









「だめ？」








「……別にいいけど、俺あんま返事しないよ」









「いいよ、返事させるから」









私の発言にまた呆れたような表情をしながらも結局交換してくれるイジフン。









「ありがと、これで学校以外でも話せるね！」









私が言うと、イジフンはそっぽを向いてしまった。私が顔を見ようとすると今度は机に伏せてしまう。









「また照れてるの？」









「……うるせーな、ちげーから」









「可愛いじゃーん」









「お前ほんとうるせえ」









イジフン、顔隠しても耳が真っ赤だからバレてるよ？あんまり友達とこうして話すこともないのかな。結構照れ屋さんみたい。

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