となりのイジフン

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席替えを終えて、放課後いつも一緒に帰ってるスニョンと教室を出た。









「お前隣イジフンだったじゃん」







「はぁ、そうなの」







「前から苦手って言ってたのにな」









一緒に歩きながらスニョンはなんだか楽しそうに言った。少しくらい慰めてよね、私が虐められたらどうすんの！









「隣になっても全然優しくないんだよあの人ー」







「そりゃそんな簡単に態度変わんないだろ、いいじゃん別に男子と仲良くなんなくっても」









「んー、まぁそうだけど」









「ま、なんか言われたら俺に言えよ」









そう言ってスニョンは私の頭を撫でた。近所に住んでいて幼馴染みのスニョンは昔から私をからかうけど、いざという時いつも助けてくれる。高校も同じになったと思ったら、今はクラスまで同じになっていつも一緒にいる。









「スニョンちゃんと私のこと守ってよー？」







「いつも守ってやってんじゃん」









スニョンは私より先を歩きながら言った。優しい言葉を言う時いつも顔を見せてくれない。素直になるのが恥ずかしいのかな。









「また明日ね、ちゃんと迎えに来てよー？」







「わかってるって。お前も寝坊すんなよ？」









スニョンは自分の家よりほんの少しだけ奥の私の家の前までいつもちゃんと送ってくれるんだ。

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