148.あなたの手 ページ28
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今日一日考えたんだ
翔くんは、そう切り出した。
翔「このまま黙ってるか
それとも、二宮とのこと、話すか。」
でもやっぱりAが好きだから、って
昨日はごめん、って謝った。
「謝らないで…」
翔「大事にしたいのに、あんなことして、」
そっと、首を振った。
翔「俺さ、…大学の頃、ホストやってたんだ。」
「………うん、」
和さん
ごめんなさい
翔「ジュテーム、知ってるよね？…そこの大野さんってオーナーみたいな人に、拾われた。」
「…うん、」
悪く言わないで、なんて
あれは、和さんが悪いって言ってるのと同じだったよね。
翔「軽蔑、されたくなくてずっと言えなかった。」
「…軽蔑なんて、…しない、」
翔「A、」
「だから…どこにもいかないで…っ、」
初めて、自分から翔くんに抱きついた。
思い切り、強く、離れたくない、って伝わるように。
私の背中に回った翔くんの手は優しくて
気付けば泣いていた私を宥めるように、一定のリズムでそこをトントンしてくれた。
翔「当時さ、お客さんの1人だった人に
俺たち2人とも惚れちゃってさ、…こんな話聞きたくないかもしれないけど、ちょっと我慢して、」
抱きついたのは私なのに
いつのまにか抱き締められる形になっていて
そのままで、頭の後ろあたりで聞こえる翔くんの低くて柔らかい声を聞いていた。
翔「その人のことで、店の規定を破っただなんだって喧嘩になってさ
それから俺はあそこを辞めて、残りの大学生活必死で勉強して、就活して、ここまで来た。」
翔くんが、私の肩を持って、距離をとった。
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ともび(プロフ) - ともさん» 和さん派！いやもう複雑ですね、フフフ…次の更新をお楽しみに！ (2018年3月19日 21時) (
レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
ともび(プロフ) - ちーさん» ま、まっ、待ってて下さいねぇぇぇ〜〜！笑 (2018年3月19日 21時) (レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
ともび(プロフ) - オレンジさん» 嬉しいです( ；∀；)私なりに色々とこだわってる部分とかもあるので作者として嬉しいお言葉！！！ありがとうこざいます！ (2018年3月19日 21時) (レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - うぅー翔さんの気持ちも解るけど…やっぱり私はカズくん派だ(笑)続きが気になるぅ(*^艸^*) (2018年3月19日 8時) (レス) id: 3ed79bfe04 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - つっ続きがぁぁ 気になるぅぅ 待てない〜 (2018年3月18日 20時) (レス) id: b5c3a27ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：知日(ともび)
| 作成日時：2018年3月2日 1時
