119.ゼリーと言葉 ページ29
・
智「1時間半くらい寝てたね」
「えっ…ごめんなさい……」
智「いーのいーの、俺も寝てた(笑)」
ちょっとスッキリしたんならゼリー食べる？って聞くから、コクン…と頷くと
近くにあった体温と体重が遠ざかって、少し寂しい。
ベッドサイドにゼリーと、透明のスプーンを置いて。
智「起きれる？」
「だいじょぶ…」
智「うんしょ、」
背中から支えて、起こしてくれる腕はやっぱり逞しい。
智「あーんしてやろっか」
「ヤダ恥ずかしい…(笑)」
え〜残念〜って言いながら、ゼリーの蓋とスプーンの袋を開けて
すぐに食べれる状態であたしに手渡す。
「おいし……」
さっきまで、きっと冷蔵庫にあったそれは、冷たくてツルンとしていて
喉を通る感覚が気持ち良い。
智「ほんと、ビックリしたんだからね俺」
「…それは…ごめんなさい…(笑)」
智「ごめんなさいって思ってねーだろ(笑)」
だって来てくれたから嬉しかった、って言うと
ずるいねぇって笑って
俺に気遣わなくていーからさ、って頭をポンと撫でた。
智「心配、かけていんだから」
「…ありがと…」
冷たいゼリーと、あったかい言葉が
あたしの弱った身体に、沁みていった。
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知日(ともび)(プロフ) - みーこさん» 翔くんに関しては少し複雑ですよね…幸せって難しいものですね( ´Д`) (2017年3月11日 23時) (
レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 翔ちゃんがちょっぴり可哀想。(^o^ゞでもやっぱり智さんには幸せになって欲しい。この主人公の隣で。 (2017年3月11日 14時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
知日(ともび)(プロフ) - *-eni-*さん» わぁぁeniさんだ！！！ありがとうございます！ゆっくりになりますが頑張って更新するので楽しみにしてて下さいね♪ (2017年2月15日 19時) (レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - 和くんはなんとなぁく色々感じてるんですねぇ〜( ´∀｀ ) 続きも楽しみに待ってますっ♪ (2017年2月15日 15時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：知日(ともび)
| 作成日時：2017年2月15日 12時
