36.怖い ページ6
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触れた唇は、何度目だろう。
肩を押さえられてキスされて。
付き合ってもないのに
こんな何度もキスなんてダメ……おかしい…
それに、学校の保健室のベッドという場所でのキスで
背徳感に襲われる。
「ゃ、…」
触れて、離れて
触れて、また離れて
前髪から覗く、色っぽい視線があたしを捕らえる。
和「イヤって顔に見えない」
「だ、って…ここ保健室の…」
和「良いじゃん、燃える。」
そう言うと、二宮先輩は、あたしの上に跨った。
ベッドが、ギシッと2人分の重みで音を立てる。
「えっ……？や、だ…やだ…」
誰か来たら………櫻井先生が戻ってきたらどうしようっていう怖さと
前にされたキスとは違う感覚への怖さと。
角度を変えてされるキスに、だんだん息苦しくなって
思わず唇を開くと
その隙間からスルリと入ってきた舌が、あたしのを追いかける。
「んぅ、っ、ん！」
こんなの初めてで怖くて…ゾクゾクして…
逃れたくて肩を押し返した手は、二宮先輩の手に簡単にベッドに縫いとめられた。
「っ、んん…ふ、んぅ…」
どんどん息が上がって、変な感覚になるのを堪えるだけ………。
和「、ん………」
あたしのお腹辺りまで掛けられてた布団と
二宮先輩の制服のズボンが擦れてカサカサ音がする。
唇同士から漏れる音も、すごくイヤらしくて…
「っん………」
和「んぁ………」
「はぁ、……はぁ………」
なのに、やっと離れた唇はどこか寂しくて
あたしを見下ろす先輩の目が大人っぽくてドキドキして。
この時やっと、先輩を少し意識している自分に気が付いた。
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知日(ともび)(プロフ) - マリーさん» ありがとうございます！！これからも見守ってあげて下さいね♪更新頑張ります！！ (2016年8月27日 19時) (
レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
マリー - とっても面白いです！！ (2016年8月26日 13時) (レス) id: 5a5dc08590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：知日(ともび)
| 作成日時：2016年7月15日 15時
