57.お泊り ページ27
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夏休み。
蝉は相変わらずうるさいし
14時くらいになると、クーラーも意味をなさないくらいに暑くなって。
山積みの宿題とひたすら向き合って7月と8月の初旬を終える。
咲知「A！久しぶり！」
「咲知〜！！いらっしゃい！」
ちょうど部活が休みに入ったから、って
前から約束していたお泊りの日。
お昼過ぎにうちに来た咲知は、なんだか少し雰囲気が変わっていた。
2人で借りてきた王道の恋愛映画を見てちょっと泣いてキュンキュンして
中学くらいの時に流行ってたドラマの再放送を見て
一人暮らしの実力！って夜はあたしがご飯を作った。
咲知「んー！さすが！美味しい！」
「ふふ、よかったー(笑)」
美味しい美味しいって
目の前でこんな風にご飯を食べてくれる人がいるって、きっと幸せなことなんだろうな…なんて。
食べ終わって少ししたら、咲知が突然真面目な顔をして切り出した。
咲知「A、あのね、あたし…」
「どうしたの…？」
咲知「Aに謝んなきゃいけないことある…」
「え…なに…？」
急にそんなことを言うから、こっちも少し身構えた。
咲知「あたし…あの時…、Aが捻挫してたときに、お昼いつものとこで食べた時にね、
まさか二宮先輩のことが好きだなんて知らなくて…その……」
「あ……」
学年の女子全員抱いたーってあの噂のことか…
そういえば咲知からの情報だったね。
咲知「だから…ごめんねってちゃんと謝りたくて…」
俯いたまま、そう言う咲知を
本当にステキな友達、…親友だって心から思った。
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知日(ともび)(プロフ) - マリーさん» ありがとうございます！！これからも見守ってあげて下さいね♪更新頑張ります！！ (2016年8月27日 19時) (
レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
マリー - とっても面白いです！！ (2016年8月26日 13時) (レス) id: 5a5dc08590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：知日(ともび)
| 作成日時：2016年7月15日 15時
