33.姫と王子＊Sho＊ ページ3
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和『ねぇ翔ちゃん、』
翔『だから櫻井せんせーな』
和『ん、あのさ、吉崎Aなんだけど』
翔『無視かよ(笑)あいつがどうした？』
体育祭が終わって、クラスに戻ろうとした時だった。
_____あいつ、足首やってるかもしんないから
誰もいないとこで確認してやって__________
何も気付かなかった俺は、誰もいないとこって言われたからとりあえず資料室に呼んだんだ。
なかなか来ないからおかしいなって思って
資料室を出ようとした瞬間に聞こえた二宮の声。
和『A…！！』
急いで資料室を出て、階段の方へ行くと
二宮の腕の中で意識を失った吉崎がいた。
なんか、まるで意識をなくした姫を抱き締める王子みたいで
一瞬、身体が動かなかった。
和『翔ちゃんカバン持ってきて！」
翔『おい、二宮！！』
一段下に降りて、吉崎の腕を肩にかけると
そのまま手すりをもって立ち上がっておぶった。
1階にある保健室まで、お前そんなにチカラあったの？ってくらいの速さで進んでいって。
3分の1くらい、中途半端に開いた保健室の扉を、鬱陶しそうに足でバンッと開けたら。
智『え！なにやってんの！？』
翔『おま…、』
和『おっさんこそなにやってんだよそこどけ！』
昼寝でもしてたんだろう、ビックリして飛び起きた大野が退いたそこに
吉崎をそっと背中から降ろして寝かせて。
今日に限って、既に帰っていない保健室の先生に代わって、勝手に氷を用意した。
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知日(ともび)(プロフ) - マリーさん» ありがとうございます！！これからも見守ってあげて下さいね♪更新頑張ります！！ (2016年8月27日 19時) (
レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
マリー - とっても面白いです！！ (2016年8月26日 13時) (レス) id: 5a5dc08590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：知日(ともび)
| 作成日時：2016年7月15日 15時
