43.部屋 ページ13
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よくよく考えれば、咲知すら入ったことのない部屋に、大野先輩を入れるなんてなんだか恥ずかしい
なんて今更かな。
玄関に立ったままの大野先輩に、上がって下さい、って言ったら
少し迷ってからお邪魔します…って靴を脱いだ。
「大野先輩、肩すごい濡れてる…」
智「ん？あー、大丈夫だよこんくらい、すぐ乾くから」
「ごめんなさい…傘小さくて…タオル使ってください」
智「あんがと、…Aちゃんも腕んとこ濡れてるよ」
2人とも、外側にあったほうが濡れていて
あたしは左側、大野先輩は右側のシャツが、あのひどい雨で透けちゃってる。
智「んね、」
なんですか？って先輩を見ると。
智「部屋ん中にオトコ入れて、ニノ怒んないの？」
「へ………？」
なんでそこで二宮先輩の名前が出てくるのか、あたしにはわからなかった。
付き合ってないし、まして……キスされただけなんだもん、それもきっと遊びで。
「なんで…二宮先輩が怒るんですか…？」
智「付き合ってんじゃないの？」
「違いますよ(笑)…ただ、あたしあの日キスされただけですから」
智「………そ。」
そのあと、「そろそろ帰る」って言った大野先輩に
この前おじいちゃんが遊びに来て忘れて行った時の傘を貸した。
そういえば、この前の捻挫した時に櫻井先生から先輩の名前が出たこと、聞けば良かったなぁって。
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まさか、あたしの部屋に大野先輩が入る瞬間を
二宮先輩が見ていただなんて
この時は思いもしなかった。
44.なんで＊Kazunari＊→←42.先輩"も"＊Satoshi＊
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知日(ともび)(プロフ) - マリーさん» ありがとうございます！！これからも見守ってあげて下さいね♪更新頑張ります！！ (2016年8月27日 19時) (
レス) id: 2df8e76a2f (このIDを非表示/違反報告)
マリー - とっても面白いです！！ (2016年8月26日 13時) (レス) id: 5a5dc08590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：知日(ともび)
| 作成日時：2016年7月15日 15時
