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先生「・・・、入学式までまだ時間があるのでここで待機してください。リラックスして大丈夫ですよ。」

先生の最後の一言を聞いた直後みんな肩の力を抜いてきょろきょろと周りを見渡し始めた

リラは隣の列の1番前の席にいた
目が合って手を振り合う

RJ 「わかる、だいたい校長の話って長いよな」

ロンちゃんはもう隣の席の男子と談笑してる
隣の席が同性だと話しやすいよなあいいなあ

私の隣の席の男子なんて先生の話が終わった瞬間机に伏せて寝始めたんだよ、さすがにリラックスしすぎでしょ

どんな人だろうって気になって顔はこっち向いてるから横目で見てたら薄目を開けたその人と目が合った

「こんにちは」

って目を細くさせて微笑んだ彼はとても優しそうな顔をしていた

『こん、にちは』

「緊張してる ? 」

「先生リラックスしなって言ってたじゃん ㅎㅎ 」

体を起こして得意気に笑う

『いや、あなたがリラックスしすぎなだけで .. 』

「ジェノ」

『え ? 』

「僕の名前。イ･ジェノ」

『あ、ジェノくん。』

『わたしは、イ･A 』

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