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サンジュウサン ページ33

DC「私は歌のことは当たり前だけど全くわからないから、ダンスのことについてのみ触れたいと思います。

Aは何かに縛られたような動きをするね。だから、苦しさが観客側にもぴりぴりと伝わって距離感をなくした臨場感がある。

でも、それって大きなコンセプトとして成り立つと思う?

私としても、第三者の視点から考えてもそうは思わない。

よくいるアイドルみたいな数年だけ売れて終わりたいならそれでいいと思うけどね。

以上です」

VC「では、次にボイストレーナーの私から、同じく歌の観点からしか意見は言えないけど、

Aは自分の最大の魅力の声を生かしきれていない。

変な声だって世間的には言われてきているのは【異なっている】から。

でもアイドルに求められているのはそれじゃないの?
もっと自分らしさを出せたと思う。

それに、自分の感情を歌に乗せすぎ。

そんな気持ち込めると逆に観客は距離感を感じて冷めると思うのは基本じゃない?

以上です」

LL「A、いつまでも同じことに囚われていてはいけないことに気づいてるなら早く抜け出しなさい」

PD「もしかして、






まだモデルになりたがっているの?」




PDサイド

正直、Aのこの実力なら国内では売れるだろう。

今の韓国の若い世代の女子の需要にぴったし当てはまった逸材なんだから。

高い身長に長い手足、小さな顔がさらに引き立てる大きな目。まさに黄金比のようなビジュアル。

ビジュアルに負けず劣らずの歌唱力。
人は外見だけではないと言わんばかりの力強くて透明感のありつつも語尾は音程が下がると軽く濁る歌声。

だが、今の彼女はまだ60%にも満たない。

彼女は世界で活躍できるような器を持っている。




だから、





今回の評価は厳しいこと以外言うなと他の皆にも伝えた。

彼女は必ず夜の女神になれる。




LLサイド

私は一時期モデルを目指していた身。

だからこそわかる圧倒的な敗北感。


そして、彼女の血の滲む努力の数が。

おそらく色んな事務所でモデルとしての癖を捨てられるように頑張ってきたのだろう。

堂々とした歩きを少しでも背を縮めようともして、
周りからの視線にも耐えてきたんだろう。




元々も天才的なのをわからせないように。




彼女はきっとこれから一人でデビューするにあたって
モデル業の時とは違った種類のたくさんの重荷を抱えていくことになる。私が支えきれないほど。



そんな彼女のためにも今は厳しくいなくてはならない。

サンジュウヨン→←サンジュウニ



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作者名:炭水化物天国 | 作成日時:2019年11月13日 21時

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