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「行ってきます」
家を出た瞬間、私が奇声をあげたのは言うまでもない。
「ジョンハン!?何でいるの!?」
「おはよ、迎えに来た」
やっぱり、昨日の嫌な予感は当たってたんだ。いつもより早く家出ればよかった。くっそ…。
そして、当たり前のように手を握られる。抵抗しようと思ったけど、ジョンハンの手は氷のように冷たい。
「…何時からいたの」
「さっき」
「嘘だ」
今は秋だけど、やっぱり朝は冷えるから、私はもうマフラーを付けてるしセーターだって着てる。でも、ジョンハンは手袋おろかマフラーも、セーターすらも着てない。
「何、心配してくれてるの?」
ニヤニヤしながら私を見つめるジョンハン。顔は整ってるはずなのに、ふごくムカつく顔。
「明日から、セーターくらいは着なよ」
「そしたらかっこいいって言ってくれんだったら良いけど」
「は?嫌だよ、思ってもないこと言いたくない」
そう言うと、手を握る力が強められた。痛い。
「ねえ、痛い」
「俺の心の方が痛い。かっこいいって言わねえなら着てこないからな」
出ましたジャイアン!!(拍手
でも、これで風邪を引かれたらちょっとアレだし。
「もし着てきたら言うかもしれないから、着て」
「何だよかもって」
「着てこない限り一生言わないから」
「…持ってない。小さくなったから捨てた」
イラッ。じゃあ買えよ…。
「Aのちょうだい」
「断る。もっと小さいでしょうが」
朝のHRをコイツに仕組まれていることを、まだ私は知らない。
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兎団子(プロフ) - 一気に最後まで読ませていただきました!すごくジョンハンにドキドキしたし、スングァンの優しさに涙が出そうになりました(´;ω;`)これからもいろんな作品頑張ってください!!! (2017年1月9日 20時) (レス) id: 826df79066 (このIDを非表示/違反報告)
ひーさん(プロフ) - 受験お疲れ様でした!ハニちゃん待ってました(*´▽`*)これからも楽しみにしてます♪ (2016年3月11日 23時) (レス) id: 6f405a8434 (このIDを非表示/違反報告)
ハチノニ(プロフ) - 受験頑張ってください!! (2016年1月18日 0時) (レス) id: 739d1d6af7 (このIDを非表示/違反報告)
神 - 受験がんばってください!!待ってます!! (2016年1月17日 20時) (レス) id: 89deb1d656 (このIDを非表示/違反報告)
LISH(プロフ) - 受験頑張って下さい^^ジャイアン楽しみにしてます! (2016年1月17日 19時) (レス) id: 25c101d6c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もこ | 作成日時:2016年1月7日 10時