検索窓
今日:17 hit、昨日:39 hit、合計:784,059 hit

ページ6

やっと放課後。今日は本当に疲れた。



それもこれも、全部あいつのせいだけど。



そして、机に突っ伏して静かに目を閉じた。



…………



「おい、起きろ」



誰かにほっぺをつつかれる。



「…………んー……」



「起きないとキスするぞ」



この声、このセリフ。目を開けて前を見ると、私の頭の中の人物とそいつは一致した。



「ジョンハン君、何でいるの」



「一緒に帰るぞ」



強引に手を繋がれ、そのまま引っ張られていく。



ジョンハン君の長い髪の毛が風になびいて、横顔が見えた。



うわ、綺麗。本当に天使みたい。



「何、見惚れてんの?」

「……違いますけど」



そーですかと言いながら、車道側に移動して指を絡めながら私の手を握りなおすジョンハン君。



本当女の子慣れしてるんだな。



「ジョンハン君、手繋ぐのは流石にやめようよ」

「やだ、俺さみーもん」

「嘘だ、今日あったかいじゃん」

「いーから、このまま送られとけ」



さっきから離そうと努力はしてるけれど、やっぱり男の子の力には敵わない。



「なあ、俺の名前呼んでみて」

「は?何で?」

「いーから、早く」



わけわかんない。本当にワガママジャイアンだなこいつは。



「ジョンハン君」

「君付けんの無し。あと、お前たまに敬語使うだろ。あれも無し」

「は?何で」

「その方がカップルっぽいじゃん」

「馬鹿じゃないの?」



本当にウザイ。今まで声なんてかけてこなかったくせに、いきなり絡んで来たと思ったらこれだよ。



「お前の家どこだよ、案内しろ」

「家まで送るつもり!?」

「当たり前だろ、さっさとしろ」



本当に強引でジャイアンみたいだな。



残念なことに、私の鞄は奪われてるから言うことを聞くしかない。



「ここ私の家だから、じゃあね」

「……………うん、覚えた。割と近いな。よし、じゃあ明日の朝な」



最後の方に何か言ってたよね?



嫌な予感しかしないんだけど、



大丈夫だよね?

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (366 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1165人がお気に入り
設定タグ:Seventeen/セブチ , ジョンハン , 天使/ジャイアン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

兎団子(プロフ) - 一気に最後まで読ませていただきました!すごくジョンハンにドキドキしたし、スングァンの優しさに涙が出そうになりました(´;ω;`)これからもいろんな作品頑張ってください!!! (2017年1月9日 20時) (レス) id: 826df79066 (このIDを非表示/違反報告)
ひーさん(プロフ) - 受験お疲れ様でした!ハニちゃん待ってました(*´▽`*)これからも楽しみにしてます♪ (2016年3月11日 23時) (レス) id: 6f405a8434 (このIDを非表示/違反報告)
ハチノニ(プロフ) - 受験頑張ってください!! (2016年1月18日 0時) (レス) id: 739d1d6af7 (このIDを非表示/違反報告)
- 受験がんばってください!!待ってます!! (2016年1月17日 20時) (レス) id: 89deb1d656 (このIDを非表示/違反報告)
LISH(プロフ) - 受験頑張って下さい^^ジャイアン楽しみにしてます! (2016年1月17日 19時) (レス) id: 25c101d6c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もこ | 作成日時:2016年1月7日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。