ジャイアン系天使

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あの日から毎日、朝と昼にスングァン君はやって来て、毎週水曜日は一緒に下校している。



「A先輩！」



今日は水曜日じゃない。

でも、今は放課後。スングァン君はやって来た。



「先輩！お願いがあるんです！」

「うん？どうしたの？」



ハニは、委員会に行ってて今は居ない。



「土曜日、僕と出かけませんか？」

「えっ」



断らなきゃ。



私の心は迷うことなく決断していた。



忘れていたわけじゃない。スングァン君が私に告白したことを。でも、スングァン君は私とハニが付き合っていることを知っててそれでも仲良くしているのだから、と油断していたのかもしれない。



「スングァン君、ごめん。それはちょっと…」



断ると、スングァン君は何か考えるような顔をした。



「僕と2人じゃなければ良いんですよね！？」

「え？」

「ジョンハン先輩も一緒で良いので、付いてきてください！」

「ええええ！？」

「じゃあ、ジョンハン先輩に話しておいて下さい！あんにょーん！」



スングァン君は言い逃げが多い。



ハニに、何て言おう…。

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