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今日は、体育祭当日。
あれから私が心配しているような事は何も起こらず、あっという間に1週間が経った。気にしすぎだったかな。
「二人三脚何時だっけ？」
「午後の部だから13:30くらい」
まだまだじゃん、と言いながらハニは私の肩に頭を預ける。
「ねー、」
「何？」
「二人三脚、楽しみだな」
「……うん」
私は決めていた。
体育祭が終わったら、
ハニに告白する。
例えこの気持ちが迷惑でも、この恋が叶わなくても、せめて伝えたい。
今既に心臓バックバクなのに、告白する時大丈夫かな……
「ジョンハン君♡」
そうだ。忘れてた。ハニには、たくさんのファンがいた事を。案の定寄ってきた女子達を見たハニは、一瞬嫌そうな顔をした。表情管理しろ。
「……みんな、どうしたの？」
「あのね、私ジョンハン君に頭撫でてもらいたいの！」
「……あー。うん、頭を撫でれば良いんだよね？いいよ」
そう言って女の子の頭を優しく撫でるハニ。女の子は頬を赤らめて幸せそうな顔をしている。
嫌だな。
私を優しく撫でた手で、他の子を撫でないで欲しかった。
醜い感情がぐるぐる回る。
私は静かにその場を離れた。
………
ユアに、また風邪引いたの？と心配されるくらい沈んでいる私。体育座りをしてうずくまる。
さっきの事を思い出しただけで、涙が溢れる。
自分だけがハニの特別だと少しでも期待してしまった事が恥ずかしい。
そうだった。ハニの本心とは違くても、いつもファンの前では笑顔で。それを知ってて好きになった。さっきのは、ハニにとってはいつもの事で。それなのに、こんな嫉妬するなんて馬鹿みたいだ。
「はぁ……」
自己嫌悪になればなるほど、涙は止まってくれない。
今日、告白するのに。
「A！」
「ハニ……」
「急にいなくなるからビックリしただろ！何して……」
私の涙に気付いたハニは、私に近寄ろうとした。その時。
「あの、ジョンハン君」
ファンの子なんて、全然良い方だ。私には、この子がいた。今日はポニーテール。何をしても可愛いってこの事だと思った。
「何？」
「少し、話がしたくて。Aさん、良いよね？」
無言で頷くと、ハニの手に自分の手を絡ませて歩き出した。
良いな。
今の私には、あんな風にハニの手を取って歩く事は出来ないから。
涙が流れた。
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兎団子(プロフ) - 一気に最後まで読ませていただきました！すごくジョンハンにドキドキしたし、スングァンの優しさに涙が出そうになりました(´；ω；｀)これからもいろんな作品頑張ってください！！！ (2017年1月9日 20時) (
レス) id: 826df79066 (このIDを非表示/違反報告)
ひーさん(プロフ) - 受験お疲れ様でした！ハニちゃん待ってました(*´▽｀*)これからも楽しみにしてます♪ (2016年3月11日 23時) (レス) id: 6f405a8434 (このIDを非表示/違反報告)
ハチノニ(プロフ) - 受験頑張ってください！！ (2016年1月18日 0時) (レス) id: 739d1d6af7 (このIDを非表示/違反報告)
神 - 受験がんばってください！！待ってます！！ (2016年1月17日 20時) (レス) id: 89deb1d656 (このIDを非表示/違反報告)
LISH(プロフ) - 受験頑張って下さい^^ジャイアン楽しみにしてます！ (2016年1月17日 19時) (レス) id: 25c101d6c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこ
| 作成日時：2016年1月7日 10時
