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ジョンハン君の発言に、凍りつく周りの女子。
ほら、こっちに来ちゃったじゃん。
何で私の名前出しちゃったのさ。
「Aさんは、もう相手が決まっているのよね?ほら、ユアさん?と組むのよね?」
今年の体育祭は学年ごとじゃなくて、紅組と白組に分けられていて、組や学年関係無しにパートナーを組んで良いことになっている。
もちろんユアはハンソル君と組みますよ?
「パートナーは決まってないけどジョンハン君は嫌です」
嫌だよ。だって喋ったことないし、何か苦手なタイプだし。
「……何で、僕とは嫌なの?」
気付くとジョンハン君の顔は息がかかるくらいの距離にあった。
「僕さ、クラスの中で喋ったことないのAちゃんだけだよ?仲良くなりたいんだ。だから、僕と組んでよ」
「嫌です」
周りの女子から、断るなんて最低!って言う目で見られてる。でもOKしたらしたで文句言うんでしょ。だったら自分の気持ち優先だよ。
「何で?」
こんなに断っても食い下がらないし、超ニコニコしてるし。逆に怖いんですけど。
「ジョンハン君のこと、何も知らないし、苦手だから」
「……ちょっと来て。2人で話そう」
「は?ちょっと待っ」
いや、何で?女子の悲鳴が響く中、私は天使に腕を引っ張られ連れて行かれる。もう明日から学校来れないわ。
着いたのは、誰もいない空き教室。
「あの、戻って良いですk」
さっきよりも更に近くにジョンハン君の顔がある。私の後ろには黒板。横にはジョンハン君の手。
これって壁ドンじゃないですか。
生まれて初めてされたよ。
ジョンハン君の顔に、さっきの笑顔は無くて、何だか雰囲気もさっきまでとはまるで違う。
「俺の誘いを断れると思ってんの?」
誰これ。
私の知ってる限り、ジョンハン君は俺なんて言わないし、こんな言葉遣いじゃない。
「あなたジョンハン君、だよね?」
「何お前、ふざけてんの?ってか、俺のこと苦手とか何なの?何で俺になびかないわけ?授業中も、クラスの女子は1日一回は必ず俺を見るのに、お前だけは一回もこっち見ないし」
天使の、本性。
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兎団子(プロフ) - 一気に最後まで読ませていただきました!すごくジョンハンにドキドキしたし、スングァンの優しさに涙が出そうになりました(´;ω;`)これからもいろんな作品頑張ってください!!! (2017年1月9日 20時) (レス) id: 826df79066 (このIDを非表示/違反報告)
ひーさん(プロフ) - 受験お疲れ様でした!ハニちゃん待ってました(*´▽`*)これからも楽しみにしてます♪ (2016年3月11日 23時) (レス) id: 6f405a8434 (このIDを非表示/違反報告)
ハチノニ(プロフ) - 受験頑張ってください!! (2016年1月18日 0時) (レス) id: 739d1d6af7 (このIDを非表示/違反報告)
神 - 受験がんばってください!!待ってます!! (2016年1月17日 20時) (レス) id: 89deb1d656 (このIDを非表示/違反報告)
LISH(プロフ) - 受験頑張って下さい^^ジャイアン楽しみにしてます! (2016年1月17日 19時) (レス) id: 25c101d6c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もこ | 作成日時:2016年1月7日 10時