ジャイアン系天使

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今日も、私の周りは平和だ。



親友のユアと話してれば楽しいし、お母さんのお弁当は今日も美味しい。



これで、静かなら最高だったな。



「ジョンハンく〜ん、あ〜ん♡」

「ん、あーん」

「きゃああっ♡」



私のクラスには、天使がいる。



ユン・ジョンハンは、フレンチトーストに蜂蜜と砂糖をたっぷりかけたみたいに女の子には甘々で優しい。しかも、見た目は天使のように美しい。



から、女子が群がる。



「ジョンハン君、モテるよね〜。かっこいいもんね」



ユアには彼氏がいるけど、ジョンハン君の見た目はかっこいいって言う。



私にはよく分からないけど。



だって、興味ないし。



「ジョンハン君は、どんな女の子が好き〜？」

「おr…僕は、優しい子が好きだな(ニコッ」

「きゃあああっ♡」



何で今のできゃあ♡なの？



ただ聞かれたことに笑顔で答えただけじゃん。変なの。



「あ、ユア、彼氏来てるよ」

「え？あっ、本当だ。ごめん、後でね！」



いいなあ、彼氏。ユアの彼氏のハンソル君は私達より年下だけど、すっごくイケメンで笑うと超可愛い。



私なら絶対、ジョンハン君よりもハンソル君の方がきゃああ♡だよ。



ユアがいなくなったから、1人で残りのお弁当を食べる。



「ねえ、ジョンハン君は、体育祭で何の競技に誰と出るの？」



あ、そういえば体育祭があったね。
何の競技があるのか聞いてなかった。
盗み聞きしちゃえ。←



「僕は…、Aちゃんと組んでみたいなあ」



……は？

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