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ｰHiroomi side
敬浩「うわ、めっちゃ天気いい！」
飛行機を降りた敬浩さんが伸びをする。
俺たちは車で空港からローマ市内まで移動した。
瑠唯「この“Foglia”の撮影場所ってアレックスさんのとこ？」
A「うん。」
敬浩「ん？知ってる場所？」
A「というか…、私のおじぃの店。」
敬浩「マジで!?」
A「うん。
近くに花屋があるお店がたまたまおじぃの店だったんだって。」
敬浩「へぇ。」
車が停まる。
車を降りると、Aが目を輝かせた。
A「おじぃ！」
アレックス「おかえり、A。」
A「ただいま！」
そのとき、ディレクターの怒鳴り声が響いた。
ディレクター「どういうことだ！」
スタッフ「すみません！」
広臣「…？」
ディレクター「花屋の撮影許可が降りないって、どうするんだ！」
スタッフ「すみません！」
エレンが2人に近付いて声を掛ける。
エレン「そこの花屋なら使ってもいいですよ。」
スタッフ「え？
いやだから、撮影許可が出てないって…。」
エレン「あー、ちょっと待っててください。」
そう言ってエレンはふらりと花屋に入って行った。
しばらくして出て来る。
エレン「OKだそうです。」
スタッフ、ディレクター「え!?」
A「あそこ、エレンの実家なんですよ。」
Aが言った。
へぇ、と納得したとき、俺の横を白い物体が駆け抜けた。
そのまま道路に飛び出す。
そこへ、1台の車が走って来た。
鋭いクラクションの音に、白い物体──────、少女が足を止める。
広臣「危ない！」
俺は反射的に少女を抱き止めて横に転がった。
怒号と共に鼻先を車が走り抜ける。
敬浩「登坂っち！大丈夫!?」
広臣「大丈夫です。」
立ち上がって少女の服に付いた汚れを払う。
少女は手のひらに擦り傷を作っていた。
エレン「Fiore!?」
エレンが血相を変えて走りよって来る。
エレン「Fiore、are you ok!?」
フィオーレ「Y...yes.」
エレン「Do you know what is you doing now!?」
フィオーレ「I'm sorry…。」
フィオーレと呼ばれた少女は泣き出した。
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直実(プロフ) - 瑠さん» ありがとうございます。更新出来るように頑張ります (2020年2月2日 16時) (
レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
瑠 - この話大好きすぎて今でも1から読み返しちゃいます！続き気になりますっ (2020年2月2日 0時) (レス) id: 0f96ca270c (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - 瑠夏さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年12月25日 14時) (レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏(プロフ) - このお話大好きです！！ (2019年12月25日 3時) (レス) id: aac41bdd70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年11月2日 17時
