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ｰYou side
しかし、そんな希望は翌日すぐに打ち砕かれた。
瑠唯「何の用？」
A「…瑠唯に話があるの。」
瑠唯「俺には無いから、帰って。」
健太「瑠唯、そんなこと言わずに話くらい聞いてあげればいいじゃん。」
彰吾「俺も思う。
Aと話した方がいいよ。」
瑠唯「健太も山彰も黙ってて。
2人は関係ない。」
瑠唯が溜息を吐いて部屋を出ようとする。
私はその背中に叫んだ。
A「瑠唯のバカ！もう知らない！」
瑠唯「…その言葉、そっくりそのままAに返すよ。」
ドアが閉まる。
…またやっちゃった。
壱馬「Aさん…。」
恐る恐る声を掛けてきた壱馬に笑顔を向ける。
A「ごめんね、私も戻…。」
健太「A。」
A「…何？」
健太「無理すんなって言ってるだろ。」
そう言われて、涙腺が緩んだ。
A「…ぅ。」
健太が片手で私を胸に引き寄せながらもう片方の手で壱馬に財布を放った。
健太「壱馬、ちょっと自販機でミルクティー買ってきて。」
壱馬「あ、はい！」
健太「で？」
A「…。」
健太「あー、あんまり聞かれたくない話？」
小さく頷くと、健太は戻って来た壱馬からミルクティーと財布を受け取った。
健太「すみません、ちょっと出て来ます。」
健太に手を引かれて部屋を出る。
A「…どこ行くの？」
健太「人が来ない場所。」
彼が廊下の隅で足を止めた。
健太「それで？」
私は健太に昨日のことを話した。
A「臣さんとは本当に何も無いのに。
どうしよう、瑠唯に嫌われちゃった…っ。」
健太「…Aは、瑠唯が好き？」
A「好き、大好き。
でも、もうどうすればいいか分かんない…っ。」
健太「…まぁ、俺からもちょっと言ってみる。」
A「…うん、ありがと。」
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直実(プロフ) - 瑠さん» ありがとうございます。更新出来るように頑張ります (2020年2月2日 16時) (
レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
瑠 - この話大好きすぎて今でも1から読み返しちゃいます！続き気になりますっ (2020年2月2日 0時) (レス) id: 0f96ca270c (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - 瑠夏さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年12月25日 14時) (レス) id: 993595d907 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏(プロフ) - このお話大好きです！！ (2019年12月25日 3時) (レス) id: aac41bdd70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2019年11月2日 17時
