【BTS】もしも運命に逆らえたなら 2（完）

僕と君との始まり（番外編） ページ33

-JN-




最初は
何ふざけてんのって思ってた。


毎日毎日《ジニヒョン！好きです！》って。
《僕は本気です》って何度も言ってきて。


きちんと聞いてあげる事もなく、
あぁ、また始まったって軽く受け流していた。



ほら、
また今日も…


『ジーニーヒョン！』

JN「おはようA」

『今日も大好きです！』

JN「おー、ありがとう、」



だって、男同士、
ましてや同じグループの長男とマンネだなんて、考えられないでしょ。

このことが、メンバーに知られたら、
世間に知られたらって思うと正直怖かったし、外でAから話しかけられたり、普通に体を触られたりすると、"やめろ"って感情も少なからずあったんだ。






ある日。


たまたま流れたニュース。


JN「……」

JH「仲良すぎると、同性でも親友や家族以上の存在になっちゃったりとするんですかねぇ」

RM「いいんじゃないか。
人それぞれ好きになる人は違うし、誰を好きになろうとその人の自由だろ」


裁判だの、その人たちに対する批判だの…


心臓が嫌な動きを始める。


ーガチャ



『おはようございます…』

JH「おー、おはようA。
相変わらず朝が弱いなぁ。笑」

『んぅ…
あ、ジニヒョンもいたんですね、』



だから、抑えられなかった。



JN「僕は同性の人から本気で言われたら困ると思う。いけないことだと思うけど…ちょっと距離をおくかも…」



Aの目の前で言ってしまった。



JH「何ヒョンいきなり。笑
さっきのニュースの話？」

『…ニュースって？』

JH「男の人と男の人が家族以上の関係になったって話だよ」

『……へぇ、

僕、顔洗ってきます』




Aがどんな表情をしていたからも見ることが出来ず、

自分の胸の中のもやもやも何故か止まらなかった。

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