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-YG-
黒い喪服に身を包み、無事に葬儀まで終えることが出来た。
家族のいないAの親代わりに俺たち7人が喪主になった。
…といっても、マンネたちはあの日から魂が抜けたように動かない。
ただ、遺影の中で笑っているAをずっと見つめていた。
YG「…ジニヒョン、大丈夫ですか？」
JN「あ、ユンギごめんね。
いろいろ気疲れしたでしょ？」
そしてこのヒョンは、気持ちを押し殺して無理やり笑う日々を続けていた。
長男だからと気を張ってるつもりだろうけど、心の中はいっぱいいっぱい。いつかは壊れてしまいそうで怖い。
今、メンバーしかいない空間でさえこれだ。
JN「少し休んでおいで。」
こんなの、
Aが見たら悲しみますよ、ヒョン。
ヒョンは知らないかもしれないけど、
ヒョンがAのことメンバー以上の存在だと思っていたことは気づいてた。
Aがヒョンのことを好きだったことも知ってる。
相談されていたから。
いつも言ってたよ。
"ジニヒョンは肝心な時に人に甘えない。一人で抱え込むから"って。
『僕がいなくなったらユンギヒョンがジニヒョンの側にいてあげてください。』
YG「あ？なんで俺なんだよ」
『年下には甘えられないんですよ。
でもユンギヒョンは一番歳も近いですし、ジニヒョンもヒョンになら甘えてくれるかも』
YG「保護者かよ…」
『へへっ笑
あ、あとジニヒョンが壊れそうになった時は……』
YG「はぁ！？
…嫌。」
『なんで！？ケチ！！』
お互いにお互いのことを想い合ってるヒョンたちを見るの、嫌いじゃなかったんですよ、俺。
YG「ヒョン、」
JN「ん？」
YG「…ジナ、」
JN「…」
YG「周りをよく見て。
あなたの周りには支えてくれる人が沢山いるから。
…【僕も愛してるよ、ジナ】」
JN「……！
…Aっ…、」
ようやく流れた涙。
それはしばらく止まることはなかった。
我慢なんてしなくていい。
泣きたい時は思い切り泣いて、
また笑えるようになった時に笑えばいいんですよヒョン。
きっとAもそれを望んでるから。
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xxx(プロフ) - こんなに泣けるお話に出会えたのは初めてです！文の構成や悲しみの誘い方がとてもお上手で、冊子にして手元に置いておきたいとまで思えました！この感動が作者様に伝わって欲しいと思い、初めてコメントを残しました！素敵な作品との出会いをありがとうございます！ (2021年3月26日 23時) (
レス) id: 74f4f08731 (このIDを非表示/違反報告)
於音###(プロフ) - 夜中もう涙ボロボロでした。本当に素敵なお話で、心にしみました。ありがとうございました。 (2020年6月24日 2時) (レス) id: c6e35f7269 (このIDを非表示/違反報告)
ゆじゅ - すごく泣いてしまいました。悲しいけど素敵なお話でした。ありがとうございました。 (2020年4月26日 3時) (レス) id: 05cb836c1e (このIDを非表示/違反報告)
＊ソル＊(プロフ) - にこまるさん» コメントありがとうございます！途中で更新停止しようか迷っていたお話なのでそう言っていただけて嬉しいですT^T 最後まで読んでくださってありがとうございました^ ^ (2019年6月16日 18時) (レス) id: 304a41bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
＊ソル＊(プロフ) - 柚妃さん» 読んでくださってありがとうございました！嬉しいお言葉まで…TT 楽しんでいただけるお話を更新していけるよう、これからも頑張ります^ ^ (2019年6月16日 18時) (レス) id: 304a41bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊ソル＊
| 作成日時：2019年3月24日 15時
