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-RM-
""Aさんの容体が急変しました""
夜中。
Aと別れ、丁度宿舎に着いた時だった。
そう事務的な口調で連絡が来てから正直あまり記憶はない。
気づいた時には病院にいて、吐血と痙攣を繰り返しているAとAのいるベッドを囲む医者や看護師をただ唖然と見つめていた。
JK「なんで…」
ついさっきまで笑っていたはずなのに、
声を聞かせてくれていたはずなのに、
JN「……」
RM「…っ」
ジニヒョンはずっと1人で
こんな状態のAを見てたのか…。
大切な弟が苦しんでいる姿を見るのは辛かっただろうに…。
ただじっとAを見つめるジニヒョンの手を握った。
ーピッピッ
RM「…」
ただ機械の音だけが響く病室。
【もってあと半日だと思います。】
頭の中が真っ白になった。
本当に。
頭が働かない。
手先の感覚も薄れていく。
TH「…あの人、頭おかしいんじゃない、?」
JH「テヒョンア…」
TH「あと半日って…そんなことあるわけないのにさ。笑」
こんなにも急にくるものなんだって知らなかった。
JK「病院変えましょう…。
他のところだったら治るかもしれません。今だったら海外だって行けるし、」
TH「A、病気治せる病院探してあげるから待っててね」
いつかは来るはずだと分かっていたはずなのに
ここまで自分の中での気持ちの整理ができてなかったとは思わなかった。
それはきっと俺だけではない。
弟たちも、親友も、
JN「…、」
そしてヒョンも…。
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xxx(プロフ) - こんなに泣けるお話に出会えたのは初めてです!文の構成や悲しみの誘い方がとてもお上手で、冊子にして手元に置いておきたいとまで思えました!この感動が作者様に伝わって欲しいと思い、初めてコメントを残しました!素敵な作品との出会いをありがとうございます! (2021年3月26日 23時) (レス) id: 74f4f08731 (このIDを非表示/違反報告)
於音###(プロフ) - 夜中もう涙ボロボロでした。本当に素敵なお話で、心にしみました。ありがとうございました。 (2020年6月24日 2時) (レス) id: c6e35f7269 (このIDを非表示/違反報告)
ゆじゅ - すごく泣いてしまいました。悲しいけど素敵なお話でした。ありがとうございました。 (2020年4月26日 3時) (レス) id: 05cb836c1e (このIDを非表示/違反報告)
*ソル*(プロフ) - にこまるさん» コメントありがとうございます!途中で更新停止しようか迷っていたお話なのでそう言っていただけて嬉しいですT^T 最後まで読んでくださってありがとうございました^ ^ (2019年6月16日 18時) (レス) id: 304a41bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
*ソル*(プロフ) - 柚妃さん» 読んでくださってありがとうございました!嬉しいお言葉まで…TT 楽しんでいただけるお話を更新していけるよう、これからも頑張ります^ ^ (2019年6月16日 18時) (レス) id: 304a41bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*ソル* | 作成日時:2019年3月24日 15時