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-JN-
リハーサル終わり。
スタッフさんも帰り、この広い会場にいるのは僕たちメンバーだけ。
『……』
JN「…」
車椅子に座るAの周りに自然と集まった。
『ヒョン、』
JN「何?」
『ちょっと手伝ってください』
笑顔のAに言われたら断ることなんてできないでしょ。
車椅子のブレーキをしっかりかけてAの体に腕を回す。
JK「ジニヒョン、落とさないでくださいよ」
JN「やー、落とすわけないだろ?」
TH「さっき息切れしてたじゃん」
失礼な弟たちにべーっと舌を出して、体に力を入れる。
『ぅわ、っ』
JN「…セーフ」
若干バランスを崩したけど、無事に立ち上がらせることができたから、周りの声は気にしないことにしよう。←
YG「んで?
何するんだ」
『センターステージまで歩きたいです』
JN「このまま!?」
今回のステージ構成は普段よりも花道の距離は短いけれど、それでも十数メートルはある。
手を離すつもりはないけれど、体力的に保つかどうか…。
歳を取るって悲しいよね…。
『いや、笑
ジニヒョンだと転びそうだからグクに支えてもらいます。笑』
だからヒョンたちは向こうで待っててくださいって。
ナムジュンに慰められながら歩いて行く。
他の弟なんて大笑いして、ジミンなんて動画まで撮りだした。
酷くない?
『ジニヒョーン!
ごめんねー!笑』
…Aが笑えてるならいいけどさ。
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xxx(プロフ) - こんなに泣けるお話に出会えたのは初めてです!文の構成や悲しみの誘い方がとてもお上手で、冊子にして手元に置いておきたいとまで思えました!この感動が作者様に伝わって欲しいと思い、初めてコメントを残しました!素敵な作品との出会いをありがとうございます! (2021年3月26日 23時) (レス) id: 74f4f08731 (このIDを非表示/違反報告)
於音###(プロフ) - 夜中もう涙ボロボロでした。本当に素敵なお話で、心にしみました。ありがとうございました。 (2020年6月24日 2時) (レス) id: c6e35f7269 (このIDを非表示/違反報告)
ゆじゅ - すごく泣いてしまいました。悲しいけど素敵なお話でした。ありがとうございました。 (2020年4月26日 3時) (レス) id: 05cb836c1e (このIDを非表示/違反報告)
*ソル*(プロフ) - にこまるさん» コメントありがとうございます!途中で更新停止しようか迷っていたお話なのでそう言っていただけて嬉しいですT^T 最後まで読んでくださってありがとうございました^ ^ (2019年6月16日 18時) (レス) id: 304a41bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
*ソル*(プロフ) - 柚妃さん» 読んでくださってありがとうございました!嬉しいお言葉まで…TT 楽しんでいただけるお話を更新していけるよう、これからも頑張ります^ ^ (2019年6月16日 18時) (レス) id: 304a41bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*ソル* | 作成日時:2019年3月24日 15時