fake……偽物彼女【TH】② (ページ27)

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───────9月17日︰昼休みの屋上

NY「A､あの後なんかあった？」

『あの後って……？』

NY「ホソクオッパと」

JK「……」

『……、何も…ない』

NY「そっか

「……嘘だ」

……え！」

『……え』

JK「ヒョンとなんかあったでしょ」

NY「え、え、え？待ってどういう

｢ナヨン！先生が呼んでる〜！｣

え……。分かった！後で聞かせてよ？じゃっ

ナヨンは呼ばれて行ってしまって、グクと2人になってしまう。グクは何も言わず私の目を見てきて、何も言えなくなる。

JK「……ヒョンの様子が変だったから」

『……そうなんだ…』

JK「僕さ……好きだって言ったじゃん」

『……うん』

JK「だからさ。いくらヒョンだとしても、僕じゃない人が隣にいるのが、許せない」

『……ごめん』

JK「別に……謝ってほしいわけじゃなくて、……ごめん。」

JK「焦ってて……」

「頭冷やしてくる」とだけ言って、テキパキとお弁当を片付けて行ってしまった。最近はグクとちゃんと話せてない気がする。

一昨日はカフェで会ったけど、その時2人で会話することもなかった。やっぱり私は人を傷つける。グクが私を好きだって言ってくれるのは、戸惑いもあったけど嬉しいのに、私はその気持ちに答えることが出来ない。

別れてから1度も見ていないテヒョン先輩を私は好きだから。

　

……隣で笑いたい。先輩の

　