レンアイオクビョウモノ

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YOUside









5年前の夏_______________________









入社してから雲ひとつない青空が









春とくらべて暑苦しく感じる季節になった。









今市先輩との進展は









ない…………









"レンアイ” というものをしたことがない私にとっては









どうやって話しかければいいのか









どうやって食事に誘うのかすら









わからない。









『ひぇっ………！？』









冷たいものがほっぺたにぺたっとあたって









びっくりして、なんともマヌケな声を出してしまった…









うん。そこまではいいの。もし美花なら、『びっくりしたじゃん！』なんて言ってふざけ合えるのに









目の前にいるのは今市先輩なわけで………









何も言えません。









隆｢…ふっふははははは！変な声〜笑 ひぇっだってぇ〜｣









一生懸命私の真似をする今市先輩









似てない…笑









むしろ可愛いですよ…









『ば、バカにしないでください！びっくりしたんですからね〜！』








隆｢ごめんね笑 ってか暑いよね〜。ん、……飲みたいでしょ？｣









そう言って冷たいコーヒーと






私の大好きなミルキーをくれた。









『あ！ミルキーだ！ありがとうございます！





…なにかお礼を…』









隆｢そんな〜！いいのにー｣









『えっでも…』









隆｢じゃあ、また今度なにかお願いするからさ、その時でいいよ！｣









『わ、わかりました』









今市先輩は優しい。









それもあなたのいい所だった。

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