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あの後、菅田くんが起きる前に家を出て、自宅に帰り、お風呂に入り、部屋の掃除をする。
泣くと気持ちがスッキリすると言うのは本当だった。彼の荷物を一つにまとめている時、楽しい思い出ばかり思い出して、思い出し笑いをしてしまった。
《駅ついた》とのラインを見てソワソワする。めいいっぱいのおめかしをした。家で会うだけなのにこんなメイクをし、髪を巻き、0が少し多い服を着た。
変なところはないか、と何度も鏡と見つめた。これから別れ話をするって言うのに私の気持ちはデートをするみたいに楽しい気持ちだった。
ピンポーンとオートロックのインターホンの音が鳴った。合鍵を持っているのに鳴らす彼は私のことをよくわかっている。
「今、開ける〜」
「んー」
いつもみたいな会話。
よし、！と自分に気合を入れ、めいいっぱいの笑顔を作った。
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作者名：ニート部屋
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=1993maa
作成日時：2021年8月15日 4時
