ファースト・ラブ (ページ35)

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「じゃ、夜連絡する」

「次はどっちが先かな」

「俺が東京行くのが先やな、」

「またね」

「ん、またね」

改札を通る彼を見送り、仕事に向かう。
家に帰ってもいるのはぬいぐるみと彼との思い出だけ。彼のものは沢山あるのに彼はいない。これが私の日常だ。

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作者名：ニート部屋 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=1993maa
作成日時：2021年8月15日 4時