憧れて (ページ24)

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ゲーム開始ページ24

Aサイド

このゲームは4人がチームになって
暗号機を解読する
(本来は、ネット上の4人で
勝手にマッチングされる)

暗号機はランダムに配置されていて
いくつかあるうちの
5つを終わらせれば
脱出するためのゲートを開けることができる

その間ハンターと呼ばれる敵が一人
私達サバイバーを狩りに来る
捕まれば、椅子に拘束され、
一定時間内だと助け出すことが可能である

山「じゃあみんな、

　解読に集中して」

山「ハンターが近くにいたら教えて」

なぜか、山田さんが、リーダーぽくなってる
ただ、誰も異論はないので
そのまま進んでいく

『もうすぐここの暗号機終わるよー』

知「やばい！ハンターが近くにいる」

知念さんがハンターに捕まり、
椅子に拘束された

知「涼介！助けて！」

やっぱり
今日はちょっと人見知りな知念さんは
山田さんに助けを求める

山「ごめん、俺、間に合わない気がする

　いち、いける？」

『いけるかな？わんちゃん

　間に合うかなってかんじかな』

「私、近いから行くよ

　でも、私、救助下手だから

　いちも、一応来といて」

「ハンターは？近くにいる？」

知「今違うとこ

　探しに行ったみたい」

と、やり取りしながら
無事、知念さんを救助した

知「Aー！

　ありがとー！」

えっ！？今なんと？
呼び捨てされた？
照れくさくて
嬉しくて

一瞬フリーズ

まあ、ルールなんだから
当たり前かと、冷静になる

「ちぃ、感謝してよね！

　こんだけレベル低い私が

　頑張って助け出したんだから！」

これに乗じて
私もちぃと初めて呼んでみる

緊張したー！

なんて、ぎこちなかったのは
最初だけで

もう、5試合目くらいには

山「みんなあと暗号機どのくらい？」

「今、ここの暗号機

　ちぃとやってて
　
　もう終わるよー」

当たり前に
私がちぃって呼んでたり

『こんの、下手くそ！』

って、涼介をいちが怒ってて
涼介が「ごめんなさいごめんなさい」

ってふざけてたり

そんな2人をみて
ちぃと怖いねーって言い合ったり

なかなかに楽しかった
けど、そんな時間も
そう長くは続かない

涼介が

山「もう、明日早いから

　これ最後だね」

とか言い出す

正直寂しい

でも
確かに明日東京に帰るとはいえ
朝は朝で
ロケがある

流石に寝不足で
テレビに映るわけには行かない

仕方ない…

しぶしぶ最後のゲームに望んだ