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「すみませーん… 重岡さんっていらっしゃいますかね」
制服のまま外に出てきた私は終点の駅まで向かいスマホを受け取りに来た。
「…重岡、ですか？ ご要件お伺い致します。」
「電車に忘れ物をして見つかったという連絡を受けたので取りに来たんですけど…」
「…あぁ！もしかしてA様でお間違えないでしょうか？」
「あ、そうです。」
「連絡承っております。そこの改札の前で少々お待ちくださいね。」
と言われて窓口から少し離れた改札の近くで数分立っていると
「…あの、AA様でお間違えないですか…？」
声のする方にパッと振り向くと、
胸に 重岡 と書かれた名札を付けた駅員さんが立っていた。
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作者名：梨 結 | 作成日時：2022年9月22日 18時
