ジミンペンなメイクヌナを落としたい。 (ページ8)

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Tae hyung side

ヌナの元に向かうと、相変わらずユリヌナに夢中なジミナを見て、唇がとんがってて。

嫉妬の気持ちの源はジミナのはずなのに、少しだけ可愛いと思っちゃう。

TH「Aヌナ、メイクお願いします」

「…………はい」

何時もよりなんテンポも遅い返事。

素っ気なさマックスで、相変わらずジミナが大好きだな、って思った。

それと同時に、ジミナへ向ける気持ちが本当の好きなのか、それともファンとしてみたいなものなのか、気になった。

TH「……ヌナ」

「……はい」

TH「ジミナに向ける気持ちって、'異性として'の好き？」

「……」

わかりやすく、質問に対して何も答えないヌナ。

ヌナは、『無言は肯定』って知ってる？

ジミナがひどく、羨ましかった。

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「…テヒョンさん、何時間寝ました？」

TH「…知らない」

"羨望"と"嫉妬"

その言葉がスッと心に入ってくる。

多分、てか絶対に、

今の俺は、いっつもヌナが熱い視線を送る相手に、羨ましさと嫉妬の気持ちを向けてる。

だから今も、Aヌナの問いかけに素っ気なく返しちゃうんだと思う。

俺の素っ気なさに、これまたわかりやすく戸惑ったヌナ。

このまま俺に、振り回されたままでいいのに。