意識する的はあいつじゃなく顔でした ページ7
「へ？」
JN「早く歩けバカ」
「……意味わかんない」
私の呟きは無駄に広い廊下に小さく消えてゆき
同じく無駄に広いソクジンの背中を見るが何故か今は息苦しかった
ソクジンと少し間を開けて楽屋にはいった私。
「はあ……」
TH「あ！ヌナ！」
「ん？」
TH「これね、差し入れ貰ったの！ヌナの分もあるよ！」
「へ？ありがとう！しかも私の好きな苺！」
小さい苺のカップケーキを手渡してくれたテヒョンくん
TH「苺の争奪戦大変だったんだからね〜？」
「まさか、、苺好きって知ってて選んでくれたの！？」
TH「う〜ん、苺を取るために戦ったのは僕だけど、選んだのはジンヒョン！」
「へ？」
TH「『テヒョンア、苺。ダッシュ。』って言うからさ、なんとなくダッシュで取りに行ったらグギに髪の毛引っ張られた！」
慰めて〜とえんえん泣き真似をするテヒョンくんの頭をわしゃわしゃ撫でながらソクジンを探す。
と。
奥の方でケーキを手に持って壁にもたれかかるソクジンと目があった。
ー☆
ウィンクを飛ばしてきた。気持ち悪
「テヒョンくん、私ソクジンにもお礼言ってくるね。ありがとねテヒョンくん」
TH「うん！ｲﾋﾋ」
〜
JN「遅いわ〜食べ終わっちゃったわ〜」
「いいよ食べ終わってて」
JN「だって残ってたら半分ずつ交換して２つの味を楽しめたのに…」
「ん」
JN「ん？」
半分ちぎって苺ケーキを渡す。
JN「俺もってない」
「いいよあげる」
JN「貰うだけはダメじゃんか」
キブアンドテイクじゃないとってか
変なとこ律儀だな
「いいってば。はい！」
JN「ﾝｸﾞｯ！？ﾌｺﾞｯお前っ…て、うわ！これおいし！」
「苺味ありがと」
そういって残った方を自分の口へ放りこんでその場を去った。
変なの、なんか
さっきのあれのせいで意識しちゃう
なんなの…
私ってもしかして……
本当に可愛いの？(意識)
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作者名：もにじん | 作成日時：2019年8月21日 3時
