はじめましての圧 ページ6
その後機材を運びに行こうと廊下に出る。
少し歩いたところに先程の女の子が。
めっちゃこっち見てるぅうう
ソクジン、私は眼中に入ってるみたいです！
『あの…』
「ふぁい！？」
突然話しかけられてよく分からない声が出る。
『btsの関係者さんですか？』
「あ、はい…」
『さっき…ソクジンさんと歩いてましたよね』
「あ、は、はい」
『どういう関係なんですか？』
「はい？」
「いや、ただのメイクですけど…」
『そうですよね！ただのメイクさんですよね！』
「は、はあ…」
『あの、ソクジンさんの連絡先とかって教えてもらえないですか？』
「は？」
『連絡先』
「いや、勝手には教えられないですね」
『じゃあまず仲良くなりましょ？お名前は？』
「いや、ちょっと待って下さいね？メンバーの連絡先くれないから仲良くなる？」
「なにか勘違いされてるかもしれないですけど仲良くなったところで連絡先なんて一生教えませんし第一メンバーに近寄る魂胆で仲良くする友達なんて必要ないです！」
『……なんなのお前(笑)ブスのくせして』
え、ちょ
お前年下だよな？
「ﾁｯ…お前ちょっと調子…ﾌｺﾞｯ」
JN「はいストップ。暴れないよお姉さん」
「ﾌｸﾞｯ！」
『はっ、ソクジンさん！スタッフのユリって言います！』
JN「ふっ、ごめんね。さっきからずーっと会話聞いちゃってた」
『……え？』
JN「このお姉さんね、君の言う通りブスだけど仕事は完璧にこなすし公私混同しないし誰よりも熱心だし俺たちのこと最善に考えてくれる素敵な人なんだ。」
JN「性格ブスの君よりマシかな…なんて(笑)」
『なっ、、！』
JN「それにさぁ、」
ソクジンの声のトーンが低くなる
JN「うちのAのほうが君よりよっぽど顔は可愛いと思うけど」
……
え？
え？
え！？
JN「こいつにブスって言っていいのは俺だけ。とにかくうちの子に手出さないで貰えるかな？ﾆｺｯ」
うちの子！？
ソクジン？熱でもあるか！？
走り去ったユリって野郎を眺めていると、
JN「早く行くぞブス」
「さっき私のこと可愛いって言った？」
JN「うるせえ早く歩け」
「ねえ可愛いって言ったよね？？！！」
JN「はぁ…」
JN「お前は、ブスだけど」
JN「まあ顔が可愛いのは事実」
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作者名：もにじん | 作成日時：2019年8月21日 3時
