第4話 ページ4
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「お待たせ！ごめん待った？」
「んー、今来たとこ」
日曜日。Aは昔から通ってる道場で仲良くなったマイキーと一緒にショッピングするのを楽しみにしていた。
今の気分は最高潮である。
「じゃあ行こっか……って、どうした？」
マイキーが穏やかな表情でAの手を握ると、Aは焦った顔でマイキーの手を強く握った。
Aの行動にマイキーは首を傾げる。
「今日の私、いつもと違うの。わかる…？」
今日のAは、いつも下ろしている髪をアップにし、手の凝ったアレンジをしていていつもと雰囲気が違って見える。
マイキーに気付いて欲しかったのだ。
「…いつもと違うとこ？」
ずいっとマイキーが顔を近づけて、Aのことを見つめる。
しばらく考え込んでも分からなかったのか、彼は「わかんねぇ」と呟く。
その言葉にAは一瞬哀しい顔をしてから「しょーがないよ！」と笑顔を見せたが、マイキーはAと鼻がくっつきそうなくらい顔を近づけた。
「ちょ、近い…」
「顔、赤いぞ」
「なっ…！」
「うん。やっぱAはいつも通り可愛いってこと以外分かんねーや」
「…」
Aが頬を真っ赤にしていると、マイキーは「早くしねぇと置いてくぞー」と言って歩き出した。
「あ、言い忘れてたわ」
彼はAの方を振り返り、年相応のはにかんだ笑顔で口を開いた。
「髪似合ってる。めっちゃ可愛い」
「えっ！？気付いてたの！！？」
「おう。お前のことは昔っから見てるからな。当然だろ」
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「(今日も安定の可愛さだなぁ)」
「(気付いてたなら早く言えばか)」
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葵乃透 - 夜空さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいのと同時に感謝の気持ちでいっぱいです☺️頑張ります！ (2021年10月1日 7時) (
レス) @page2 id: 72ef5fe1fd (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 葵乃透さんの小説どれも素敵で大好きです！応援してます！ (2021年9月30日 21時) (レス) @page1 id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵乃透 | 作成日時：2021年9月30日 11時
