【PENTAGON】恋、イロイロ【短編集】

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キノ｢暫定1位のジノヒョンとウソクのペアよりもいい成績を残したいと思います｣


カメラに向かい、笑顔でそう話すキノ。





フイ｢Aも何か意気込みをどうぞ！｣





｢すぐに折ります。｣









フイ｢それじゃゲームにならないので1位目指して頑張ってください！｣






嫌だ、すぐに折ってやる。




早く終わらせてやる、絶対に。









フイ｢それでは、二人とも準備をしてください！｣









フイオッパの言葉とともに、準備をする私とキノ。









キノ｢Aがくわえて。

俺が食べる。｣









やる気のない私は


はーい、と適当に返事をしてペペロをくわえる。









フイ｢それでは、A・キノペア！

よーい、スタート！｣









・









オッパの合図とともにペペロを食べ始めたキノ。





どのあたりで折ろうか、そう考えていた。









その瞬間、キノは素早く片腕で私の腰を自分に引き寄せ、



もう片方の手で私の後頭部をおさえた。









密着した状態で、しかも頭をおさえられている状態。



完全に逃げ場をなくした私はペペロを折ろうとした。









しかし、頭をおさえられているためなかなか折ることができない。









ふと、キノと目が合う。









私は必死で


もう勘弁してくれと目でうったえた。








しかし、キノはふふっと笑うのみ。




ペペロを食べるのをやめるどころか

逃げたがってる私を見て楽しんでいる様子。









フイ｢おーっとこれは！

このままぽっぽしてしまうのか⋯！｣


ホンソク｢Aめっちゃ涙目じゃん｣

イェナン｢ほんとだ涙目のAめっちゃおもしろい｣

ユウト｢えっイェナニヒョン、今なんて⋯？｣









誰か助けてくれこのままだとほんとにこのモンスターにペペロ全部食べられてそのまま唇まで奪われそう。



どんどん進んでくるキノ。









やばい


キス、される。









私は、反射的に目をぎゅっと閉じた。

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