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「なに、Aは俺のことソファで寝させようとしてるの?」
悪戯に笑みを浮かべるヒョング。
鼻と鼻がぶつかりそうなほどの距離、
咄嗟のことで、思わず私はヒョングから急いで離れてしまった。
「いや、そういうことじゃなくて⋯あまりにも気持ちよさそうに寝てたから起こすのが申し訳なくなっちゃって⋯ってか起きてたの!?」
キノ「んー、寝てたけど目が覚めちゃった。
それよりさ、俺、いっぱい待った
A不足でしにそう⋯充電させて?」
そう言って起き上がり、私を抱きしめる彼。
彼の腕の中にすっぽりと収まった私もまた、
彼の背に手を回す。
なんだかんだ、私はヒョングに相当甘い。
甘やかしてしまう。
キノ「ようやくぎゅーできた、次いつオフかぶるかもわからないし、最近電話できてなかったし、連絡する回数も減ってきて、すっごくさみしかった」
「ごめんね、お互い忙しかったもんね。明日は一日中2人で過ごせるから、会えなかった分たくさん充電させてあげるよ」
そう私が言うと、さらに強く抱きしめてくれるヒョング。
私は彼をなだめるように、彼の背をトントンと優しくたたいた。
キノ「じゃあ、さっきの続きしよ」
「え、さっきって何のこと⋯?」
キノ「まさかぽっぽだけで済むと思ってた?」
「もしかしてあの時から起きて、んっ⋯」
私の話を遮るようにヒョングは私にキスをした。
たくさん、たくさん。
今まで会えなかった分、
寂しさの分、
愛の分。
優しくて、甘くて、安心する
そんなキスをたくさん。
キノ「ねえ、同じベッドで寝る」
「いいけど、ヒョング一緒に寝るとなかなか寝させてくれないじゃん⋯」
キノ「当たり前でしょ、どうせ明日もオフなんだし。
それに、充電させてくれるんだもん、ね?」
私の腕を引き、寝室まで連れていくと
私をベッドの上に押し倒し、
その上にまたがる彼。
キノ「一晩かけて充電させて?愛してるよ、A」
そうしてまたキスをするヒョング。
「ちょっと待って、リビングの電気消してくるから、」
キノ「だめ、もう待てない」
その日、リビングの電気は朝までつけっぱなしだった。
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ヨカ(プロフ) - りーさん» ありがとうございます!お話ができしだい書かせていただきます!(^^) (2019年5月17日 18時) (レス) id: 9fbabffe0a (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 更新ありがとうございます! リクエスト受け付けて下さるなんて……素敵です! 取り合いされるお話が読んでみたいです! (2019年5月17日 18時) (レス) id: 371fdf5cab (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - mikadoさん» そうなんですよー!!ありがとうございます!!勉強もおたがい頑張りましょう(o^^o) (2019年5月14日 13時) (レス) id: 9fbabffe0a (このIDを非表示/違反報告)
mikado(プロフ) - 受験生だったんですか!?毎日更新お疲れ様です…私も受験生で占がツク書いてますがヨカさん程しっかりとした小説かけてませんし更新も亀過ぎて…尊敬します。無理しない程度に頑張って下さい〜楽しみにしてます! (2019年5月11日 22時) (レス) id: 3b03e9c822 (このIDを非表示/違反報告)
ヨカ(プロフ) - ジンホさん» 自信になります本当に嬉しいですありがとうございます(;_;)ぜひまたリクエストしてください!(o^^o)自 (2019年5月11日 11時) (レス) id: 9fbabffe0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨカ | 作成日時:2019年5月3日 0時