てぐん先輩。

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-てぐんside-

お嫁さんか・・Aがお嫁さんならどれだけ良いだろうか、なんて思ったけど彼氏持ちの女の子にこんなこと思うなんてどうかしてるよな。少し前までは違かったけど、今はよろしくやってるみたいだし

「ホンビンとは・・・」

A「？」

「なんでもない」

A「えっ気になるじゃないですか！ホンビンかどうしたんですか？」

「仲良くやってるのか？」

ああ、なんで俺こんなこと聞いてるんだ。自分から傷口をえぐるようなことを..

A「う〜ん...まあ、やってるちゃあやってるんですけど」

「そっか」

A「たまにあの日みたいな怖い顔になって。さっきの電話もホンビンで、てぐん先輩と一緒にいるんじゃないかって。」

「ホンビンとの約束あったんだろ？」

A「いや、実は先輩が送ってきた時間とホンビンが送ってきた時間が偶然一緒で(苦笑)約束があったわけじゃないですよ！ってなんで知ってるんですか！？」

「エンから聞いた。なんでホンビンの断ってまで...」

A「てぐん先輩と出掛けたかったし、久しぶりに動物園行きたかったので」

A「ていうか、もうホンビンと別れたくて」

「！？」

A「あっごめんなさいこんな所でｗ」

「なんかあった？」

A「疲れるんです一緒にいると。最近じゃケンちゃんの家に行くなとまで言うんです、私はケンちゃんとヒョギとはただの幼馴染だし遊びたいのに...」

「あっちがただの幼馴染って思ってるか分からないけどな」

A「でも、そういうのはないとおもいます。ホンビンもそんなこと言ってたけど...私が別れたいなんて言ってもたぶん無理だと思いますけどねｗ」

「....」

A「てぐん先輩こそどうなんですか、例の好きな人とは」

「わからない..あっちが俺のことをどう思ってるのかも」

A「友達に聞いてもらうのとかどうですか？」

「うん..でも気持ちは自分で聞きたいから。」

A「がんばってくださいね！じゃあそろそろ行きますか！遊園地の方！」

-自分side-

気持ちは自分で聞きたい。と言うてぐん先輩にがんばってくださいなんて平気な顔で言ったけど、本当は心の底で成功しなきゃいいのに。なんて思ってしまった私は相当性格が悪いと思う。と同時に完全にてぐん先輩を好きになってると自分でも気づいてしまった

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