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キスを待った流れで、あの頼み事。
我ながらかなり勇気のいるお願いだった…！
有り難いことに明日はカフェの定休日で
故意ではなかったものの、こうして今
マサくんのマンションにいられる。
帰りたくないって台詞が少し幼すぎたかなぁ、と
言った後で少し後悔したけれど
その後のマサくんの発言のおかげで
幼稚な頼み方も許されたような気がした。
というか…、逆にそんな私のワガママを
満足そうに聞いてくれた。
『俺を欲張って欲しい、って…
言ってたもんなぁ』
マサくんがリビングを出てから数十分。
ぼそっと、あの時の言葉を思い出して口にする。
てことはつまり…、今の私は
"帰りたくない" って言えたことで
マサくんを欲張れてるってこと？
そう気付いた途端、
バスルームから聞こえてくるシャワーの音に
やけにドキドキしてしまう。
『テ…、テレビでもつけよう！』
シャワーの音を誤魔化そうとして、
私はリモコンを手に取った。
ふと、目線の先に見えたカーテンの隙間。
何となく窓の外が気になって、
引き寄せられるように近付いた。
そこから見えた光景に…、驚く。
『雪っ…？！』
嘘…！ 雪が降ってる！！！
これって、まさかの
ホワイトクリスマス？！！！
冷たい雨だった滴が、いつのまにか
真っ白な雪へと変わっていて
目の前には幻想的な風景が広がっていた。
高いマンションの麓に散らばる
宝石のような夜景と、真っ赤に光る東京タワー。
その遙か上から降り注ぐ、
無数の羽根のようなふわふわの雪の綿。
あまりにも美しくて、私は思わず裸足のまま
窓を開けてベランダへと出た。
『わぁ…、寒いっ！！！』
頬を刺すような冷気で思わず肩をすくめる。
足先に伝わる冷たさも痛いくらい。
けど…、本当に綺麗！
窪「なっ？！！！」
部屋の方からマサくんの変わった驚く声がして、
振り返ると案の定、お風呂から出たマサくんが
慌てふためいていた。
窪「ちょっ！ 待って、寒い！ 窓開いてる！
え？！！ Aちゃん何でベランダにいるの？！！
そんな薄着で！ しかも裸足じゃん！！！」
マサくん、驚きすぎ。
そして私のことを心配しすぎ！！(笑)
…でもそこは素直に嬉しいです、ありがとう。
『えーっと…、何でか知りたい？(笑)』
カーテンで上手く外の景色を隠して
アタフタするマサくんに
にやりと問い掛ける。
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おじょう(プロフ) - こなすさん★ご無沙汰しています。お身体の調子は大丈夫でしょうか？久しぶりに逢いにきてしまいました(*^^*) (2019年5月22日 19時) (
レス) id: 1c4a6319b1 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - はじめまして。一気に作品を読ませていただきました。とてもとても素敵な作品で心が温かくなりました。作者さんの人柄だったり経験だったりが前面に溢れ出る素敵な作品なのだろうなと思いました。この作品に出会えて本当に良かったです。ありがとうございました！ (2018年11月25日 23時) (レス) id: 7cdfb99ab3 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - 中3のわかなです。！実は私2ヶ月前に肺がんのステージ4と診断され、病院に入院しています。治る見込みは少ないと言われ落ち込んでいた私を元気にしてくれたのはkonasuさんのこの小説でした。本当に感謝しています。konasuさんも病気と闘いながら頑張ってください！ (2018年9月18日 1時) (レス) id: 7ee2ac1e66 (このIDを非表示/違反報告)
ポメ - こなすさんお疲れ様でした；；この作品が終わっちゃうのが少し悲しいですが、とても面白かったです！。素敵な作品をありがとうございました！ (2018年8月14日 10時) (レス) id: e76e17932f (このIDを非表示/違反報告)
おじょう(プロフ) - こなすさん、お疲れ様でした！！そして、本当に沢山の癒しと感動と愛をありがとうございました★完結嬉しいけど、やっぱり寂しいです(笑)こなすさん大好きです★★★ (2018年8月10日 12時) (レス) id: aece03adca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ko*nasu | 作成日時：2017年7月13日 1時
