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手に持っていたカラフェを置いて、
今度はフォークをカトラリーケースに
入れ始めるマサくん。
窪「さっき奥で言いそびれたんだけど…
実はここに来る途中で、
キャップとエプロン買ってきたんだ(笑)」
『え？！！』
窪「クリスマスにお店で1人、
大変そうにしてるAちゃんを想像したら
なんか… 手伝いたくなっちゃって。
どう？ 結構それっぽいでしょ？(笑)」
そう言いながら、マサくんは
キャップのつばを握ってピースサインを向けた。
お仕事してきて疲れてるのに
わざわざ手伝ってくれるなんて…
それにもしお客さんが
マサくんに気がついたらどうするの？！！
窪「絶対にバレないようにするし、
足引っ張らないようにするから…
だからAちゃんの手伝い、させて？」
『でも… そんな申し訳ないです！！！』
窪「俺なら全然大丈夫だから！
ほら、カネキだと思ってくれればいいし！(笑)」
カネキ…？ もしかして金木研のこと？！！
そしたらここは「ファヴール」改め
「あんていく」ですか？！！
どうしようかと悩んでいると
お客さんがひょこっとカウンターから
厨房を覗き込んで「あの〜」と声を掛けてきた。
「すみません、フォークは…？」
『あああ、すみません！』
窪「ただいまお持ちしますので
どうぞお席で！ お待ちくださいっ！」
「はーい」
あ…、マサくんの対応能力すごい(笑)
それにお客さんも、マサくんだって気づいてない。
グッと親指を立てて笑ってみせて、
先程のカトラリーケースを手に
厨房を出ていくマサくん。
ここは一先ず…、お言葉に甘えて
お手伝いをしてもらっちゃおうかな。
頼もしい背中に向かって
『ありがとうございます』と御礼を告げて
私も接客にまわった。
―――
―――――
――――――――…
窪「フォーク遅くなりました」
「うわ！お兄さん、血管すごいっすね！」
「ほんとだ！かっこい〜」
窪「え？」
「鍛えてるんすか？！！」
「スポーツやってます？」
窪「いや〜、そういうのは全く…(笑)」
「嘘でしょ？！！」
「鍛えてないのにその腕っ？！！」
窪「すみません(笑)」
会計のためにレジにいると、
マサくんが早速絡まれてしまって
困りながら会話している姿が目に入った。
なんだろう、この感じ。既視感。
う〜ん… あ！ 分かった！！！
TBSの "モニタリング" だ！(笑)
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おじょう(プロフ) - こなすさん★ご無沙汰しています。お身体の調子は大丈夫でしょうか？久しぶりに逢いにきてしまいました(*^^*) (2019年5月22日 19時) (
レス) id: 1c4a6319b1 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - はじめまして。一気に作品を読ませていただきました。とてもとても素敵な作品で心が温かくなりました。作者さんの人柄だったり経験だったりが前面に溢れ出る素敵な作品なのだろうなと思いました。この作品に出会えて本当に良かったです。ありがとうございました！ (2018年11月25日 23時) (レス) id: 7cdfb99ab3 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - 中3のわかなです。！実は私2ヶ月前に肺がんのステージ4と診断され、病院に入院しています。治る見込みは少ないと言われ落ち込んでいた私を元気にしてくれたのはkonasuさんのこの小説でした。本当に感謝しています。konasuさんも病気と闘いながら頑張ってください！ (2018年9月18日 1時) (レス) id: 7ee2ac1e66 (このIDを非表示/違反報告)
ポメ - こなすさんお疲れ様でした；；この作品が終わっちゃうのが少し悲しいですが、とても面白かったです！。素敵な作品をありがとうございました！ (2018年8月14日 10時) (レス) id: e76e17932f (このIDを非表示/違反報告)
おじょう(プロフ) - こなすさん、お疲れ様でした！！そして、本当に沢山の癒しと感動と愛をありがとうございました★完結嬉しいけど、やっぱり寂しいです(笑)こなすさん大好きです★★★ (2018年8月10日 12時) (レス) id: aece03adca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ko*nasu | 作成日時：2017年7月13日 1時
