愛が欲しい【JW黄】

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side黄


どんなに重くても、


僕に向けられる愛なのであれば、


耐えられる気がする。


重すぎる痛みは耐えられなかった。


耐え切れない重すぎる痛みに諦めて、


気持ちを消したあの日。


感情を消したあの日。


そんな"あの日"が無かったら、


今の僕は一体どうなっていたのだろう。


まだ、


あの家から逃げ出せていたかったのかな。


誰かを愛せるのであれば、


あの家に戻っても良い。


そう思っていたのに。





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怖いよ


嫌だよ


冷たいのは


苦しいのは


もう、要らないよ





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本心はこんなことを思っている。


ずっと、言葉に変えることができなかった言葉に。


音として、誰かに訴えることはできなかった言葉に。


ごめんなさい、と言いたい。


ずっと、押さえてた言葉に。


隠し続けた言葉に。


ありがとう、と伝えたい。


本当に、お疲れ様。


もう、壊れても良いよ。


弾けちゃっても良いよ。


僕の





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『我慢の心』





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黄「ふ、ぅぅ……ｸﾞｽｯ…ﾋｯｸ…」



抱き締められてる。


身体が触れ合っている部分から熱が伝わってくる。


優しさも、


愛さえも、


伝わってくる。


僕の中(心)で壊れてしまった『我慢の心』。


壊れたのは『我慢の心』だけじゃなかった。


涙腺、も壊れていた。





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ﾋﾟﾝｯ!!





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ずっと張り続けていた心の糸はもう、


切れてしまうんだろう。


それでも良い。


それが、良い。





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お疲れ様。


頑張り続けた自分。


こんにちは。


誰かを愛せる、自分。

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