ガッチさんver.(モブ注意) ページ29
Gtmn
大学が同じでも学年が違った。
たまたま同じ所に就職して、教育係だった彼。晴れて恋人に。私からすれば憧れの人だったから、とても嬉しかった。
今日、大学の同窓会にお呼ばれした。ちょうど彼の同窓会も同じ日の同じ場所だったみたい。
「何かあればすぐに呼んで。お酒は控えるから」
「いいのに…」
と言ったが今回はまじでお酒を飲まないらしい。
会場に入ると、既に人が集まっていた。
挨拶も程々にして、仲の良かった子達とお喋りをしていた。すると、苦手だった陽キャの子達が私につっかかってきた。
「あんた、ひとつ上の学年の…イケメン、なんつったっけ、ガッチマンとかいうやつと付き合ってんでしょ〜?」
「それが、どうかしたの?」
「別れてくんね?」
「…?なんで?」
嫌な気配を察知した私はノールックでガッチさんに電話をかけた。
「あんた生意気じゃん。あたしらお前のこと嫌いでさぁ?あのイケメンと釣り合ってるわけないの自覚しなよ?あたし、彼の事好きなんだよねぇ」
嘘つき。彼女は在学中、そんな素振り見せたこと無かった。それに残念ながら、告白してきたのは彼だ。
言い合いは得意では無い。それに感情が先に出てしまうと涙が出る面倒な体質でもあるため、黙り込むに徹する。
「なにか言い返しなよ。そういうところも大っ嫌い」
突如勢いよく扉が開いた。
「…!ガッチさん!」
「お待たせ、遅くなってごめんね」
「あー!ガッチマンさんじゃないですかぁ!彼女から色々聞いてたんですよぉ」
「…ごめん、全部聞いてたんだ。」
そういうと携帯をスっとみせ、私の所に駆け寄ってきた。
「さ、もう帰ろっか」
「うん、ごめんね」
「あっあのさガッチマンさん…」
「話しかけないで」
そういう彼の目は何人も近づけない気迫を放っていた。
しばらくしてタクシーで帰路に着く。
「ごめんね、ありがとう」
「頼られて嬉しかったよ」
177人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りっちゃん - はなさん» いえいえ!素敵なうっしーをありがとうございます!(クソデカボイス)(◍´꒳`◍)胸きゅんが止まりません···(◍´꒳`◍) (1月12日 6時) (レス) @page39 id: efe278ff16 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - りっちゃんさん» ひょわぁぁ✨ありがとうございます〜!!!( *ᐢ´꒳`ᐢ* ) (1月10日 17時) (レス) id: f8b11a193d (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん - 初めて読みましたが、うっしー···!!!好き!!!特大の好きを叫びたい程キュンキュンしました···! (1月5日 5時) (レス) id: efe278ff16 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 鬼灯さん» ひゃ〜!!ありがとうございます!!! (12月17日 18時) (レス) id: f8b11a193d (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - まじでガッチさん最高すぎる❦ (12月10日 15時) (レス) @page8 id: 3214b783e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はな | 作成日時:2022年11月27日 20時