∞横山家の末っ子くん∞ベスト (ページ2)

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はじめてのおつかいページ2

裕side

裕『あーーーっ!!(汗)』

た『ぱぱぁ？どーちたの？』

裕『すばるのやつ集金忘れて行きよった…』

俺がキッチンに行くとテーブルの上には朝俺がすばるに渡したはずの茶封筒

その中にはすばるが所属する軽音部の部費が入ってて…

今日集金日やから絶対忘れられへん!!
って言うてたのにすばるのやつ～

時計を見ると

裕『あかん…俺は行かれへんな…』

こんな時に限って上の子らがおらんのようちは…

た『ぱぱぁ？』

裕『………、』

た『………？』

裕『せやっ!!』

たつに行ってもらおうかな？

そろそろおつかいにも出してみよう思ってたし！

すばるの学校やったら商店街の先やし、俺とも何度か行ったことがある。

たつの足でも３０分くらいの家から一番近い高校やねん！

俺の声に驚いてるたつに

裕『なぁたつ？』

おつかいの話を持ちかけた。

た『ふえっ…たちゅいかれへん…(涙)』

やっぱり泣いた(笑)

末っ子やし甘えん坊で泣き虫で俺から離れて一人でなんてわかったら絶対嫌がるやろなっては思ってた。

想定内や(笑)

でもなパパはたつの性格ちゃんとわかってんねんで？

裕『すばるにぃちゃん困ってんねん…きっとたつ助けてって待ってんで…？』

た『しゅばぶにぃたんえんえんちてる？』

裕『きっとしてんでぇ…』

た『たちゅ…いくぅ…』

そう、
泣き虫で甘えん坊で

そして、何より

「お兄ちゃんらが大好き」

ってことを！

続く。