貴方と星を眺めて《ワンピース》３ (ページ10)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:6,181 hit

星を眺めて…91 ページ10

貴方side

【カチ、カチ、カチ、】

部屋に時計の音が響く

私はベッドから起き上がる

『…水飲もう…』

喉が渇き机の上に置いてある水の入った

ポットを手に取る

『あれ…入ってない』

おかしい、今日水を入れてたはずなのに

『！あーもう、』

ふと机の上を見た

【カチ】
ランプをつける

『はぁ…最悪』

机の上がビチャビチャに濡れていた

私はポットを傾けて下を見る

『…』

ポットの下がひび割れていた

ここから漏れたんだな

『…ッあー！イライラする！』

【バサッ】

机の上を片付ける気にもなれなくて
タオルを乱雑に机の上に置いて

【ガチャ】

私は部屋を出た

…

……

………

【ペタペタ】

長い長い廊下を歩く

やっぱり食堂まで遠すぎ…

そんなことを考えながら私は歩いた

…

『はぁ…やっと着いた』

『？…灯りがついてる、誰かいるの？』

食堂のドアの隙間から光が見えた

「__？_______！」

「______！！______！」

『？』

中で何か話しが聞こえる…なんか揉めてる？

【ドクン…ドクン】

まただ…

『ッ！』

また胸騒ぎが…不安が大きくなる

【ザシュ！！】

『？』

な…んの音？

「…！？_____」

今の音は…何かが

、

__________“刺さる音”

私は、震える手をドアに置く

そして耳を澄ませる

「ッア”…ティー…チ…何…すん」

『！！』

聴こえたのは、苦しそうな_____サッチの声…

【バン！】

ティ「！？」

私はドアを勢いよく開ける

そこにいたのは、ティーチと

『ッ！サッチ！！』

ナイフが刺さっている…サッチの姿だった

『あんた…！何してんの？』

【ビリッ】
無意識に覇気が出る

ティ「ッ！…あぁ～効くなぁ！Aちゃんの覇気はよぉ～」
ニヒルな笑みを浮かべる

『気安く私の名前を呼ぶんじゃねぇ…豚野郎』

ティ「オォー！ゼハッゼハハハハハ！！痺れるなぁ！！そっちが素か！」
ティーチは舌なめずりをする

『…きしょ』

ティ「ゼハハハハ！気の強い女はすきだぜぇ？前にお前が海軍と戦った姿を見て驚いた、あんな便利な悪魔の実があったなんてなぁ！」

ティーチは私の足から頭の先まで舐めるように見る

『…』

ティ「図鑑を見たがあんな実は無かった…どこで手に入れた？」