貴方と星を眺めて《ワンピース》３ (ページ8)

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星を眺めて…89 ページ8

マルコ「…そうか、あんまり無理するなよぃ」

『うん…あっ、戦いが終わったみたい』

マルコ「おっ早かったねぃ会いに行ってこいサッチが喜ぶ」

マルコは私の背中を優しく押す

『…わかった』

私はサッチの元へ向かう

マルコ「…」

…

…

『サッチの周りに人が集まってる』

どうしたんだろ

サッチ「！おっ！Aちゃん！“コレ”見てみろよ！」

『？何～？』

私は駆け寄る

船員1「“悪魔の実”だよ！」

【ドクン】

心臓が大きく跳ね上がる

船員2「スゲー！俺初めて見たよ！」

嗚呼…

船員3「コレって確か…“ヤミヤミの実”だよな！この前図鑑で見た」

また…嫌な予感がするのに

船員「なぁ、サッチそれ食うのか？」

・

＿＿＿＿＿＿＿“思い出せない”

・

サッチ「んー…まだ考え中だな～…海に泳げねぇとなると…魚が取れねぇーしなー」

船員2「いやそこかよ！？悪魔の実だぞ！？すんげー価値だ！！」

船員1「ヤミヤミの実ってある意味最強の能力だって噂で聞くぜ？」

船員3「まあまあ、悪魔の実はサッチが見つけたんだどうするかはサッチに権利がある」

サッチ「まぁ…気長に決めるさ！」

「サッチらしいなー！」っと言って船員達は持ち場に戻った

サッチ「Aちゃん？大丈夫か？顔色わりーぞ？」

『ぁあ…大丈夫！…ちょっと考え事…』

サッチ「きっと腹減って力出ねーんだな！サッチ様が激ウマ料理作っちゃうぜ！」

サッチは拳を力強く胸に置く

『ありがとう…楽しみだなぁ』

私は笑顔で答える…ちゃんと笑えてるかわからないけど

サッチ「おう！任せとけ！あとで食堂に来いよー！」

サッチは手を振って船の中に戻っていった

『…ッ！！』

その時

私はある人物に気がついた、

『ティーチ…』

ティーチがサッチを睨むように見つめていた

ティ「…！ぉお…Aちゃん…」

ティーチは私に気づき近く

【ゾワッ】

背筋が凍るのがわかる

頭の中で逃げろと警告音が鳴る

でも足が動かない

『なっ…に？』

声が震える

ティ「サッチは悪魔の実を手に入れたみたいだなぁ」

『そうだね…』

ティ「俺も悪魔の実に興味があってよぅ…アレ…良いなぁ」

この場から逃げたいのに、怖くて動けない

『でもっ…あ、あれはサッチが見つけたものだから…』

嗚呼…喉が乾く