貴方と星を眺めて《ワンピース》３ (ページ12)

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星を眺めて…93 ページ12

貴方side

カプ「その御命令喜んで承ります！」

カプリコーンは構える

そして

【ヒュン！！】

ティ「ガハッ！！？」

【ドゴォオン！！！】

『！速い』

カプ「骨のない方ですねぇ…」

カプリコーンは目にも留まらぬ速さで

回し蹴りをしてティーチを吹き飛ばした

吹き飛んだ勢いで壁に大きな穴が空いている

ティ「ッ！…」

カプ「おや，意識はありましたか…見た目よりも丈夫ですね褒めて差し上げましょう
主様，この方どう致しましょうかトドメを刺しますか？」

『…いやいい…見張っといて、今はサッチを助けないと、』

【スッ】

わたしは手をかざす

『【黄道十二星座】《乙女座》Virgo(ヴィルゴ)！！！】

【ボン！】

ヴィ「お初にお目にかかれて光栄でございますわ、主様」

【ポロロン】

キラキラした煙から現れたのは、
黄金の水瓶型ハープを持った美しい女性だった

ヴィ「あら？カプリコーン、貴方もいらっしゃったのね」

ヴィルゴはカプリコーンに気付く

カプ「あぁヴィルゴでしたか、久しいですねぇ
変わりないですか？」

ヴィ「えぇ、貴方も変わりなさそうですわね」

ヴィルゴは私に体を向ける

ヴィ「主様私はどう致しましょう」

『お願い！サッチを助けて！』

私はサッチの頭を自分の膝に乗せる

サッチ「ゔぅ…」

ヴィ「！…かしこまりました主様」

ヴィルゴはサッチの横に膝をつく

ヴィ「もし…もし…サッチ様？」
サッチに手を置き優しく揺する

サッチ「ッん…？」
目をゆっくりと開く

ヴィ「目を閉じずに私の質問にお答えしてください」

『？何をするの？』

ヴィ「大丈夫ですわ，私を信じてくださいませ主様」

【ポロロン】

ヴィルゴは持っているハープを鳴らす
ハープからはとても美しい音色がなる

サッチ「ぁあ…綺麗な，音だな…」

ヴィ「うふふ、嬉しいですわ

…ねぇ…私に貴方様の幸せなお話を聞かせて頂けます？」

『？』
幸せな話？

サッチ「？…どう…して…」

サッチも意味がわからなかったのか言葉を返す

ヴィ「大丈夫…私を信じて…」

【ポロロン】

…

サッチ「そう…だなぁ…料理をしてる時…は、幸せだな…」

【ポロロン】

ヴィ「いいですわ…それから？」

サッチ「そんで…仲間たちが、俺が…作った飯食って…うめぇって…言ってくれる」

【ポロロン】

『！』

私はある事に気がついた…