超絶下品系男子【レッド】

＊逃げる。 ページ36

朝から隆平くんに会えて嬉しかったのに、



今朝華ちゃんから



「亮ちゃんと気持ちいい事した♡
隆平くん、彼女と復活したかもね。ご愁傷様」



っていちいちトゲのあるメールが来た。



それに昼間に噂の亮ちゃんが



新しいサロン用のトリートメントの営業で来店して、



首にはがっつりキスマークをファンデで隠してあるのを発見してイライラした。



キスマーク付けてるクセに



帰り際に「またメシ行こうっ♡」って笑いかけるし、



「今日もAがサロンで一番かわええわ。」
ってメールしてくるし。



……本当、華ちゃんに引っかかる男って最低。




………そういえば、



あの変態も華ちゃん目当てやったっけ。



ちょっとだけイラっとしたけど



ま、別に私には関係ないもん。



A「お昼頂きます」



店を出て、近くのカフェで日替わりランチを食べて



帰りにいつものコンビニに寄る。



今日は、いつもチェックしてるファッション雑誌の発売日。



カゴを持って、雑誌コーナーへ……



ってあれ？？



グラビアアイドルの水着ににやにやしながら手を伸ばす小さい変態男を発見。



………昼間っから、本当に最悪。



すばる「お前！！ちょっと待てや！！」



あいつに話しかけるんじゃなかった。



なんか後ろから話しかけてくる。



A「……急いでるんで」



私はミネラルウォーターと、チョコをカゴにいれてレジへスタスタ早足で歩く。



本当はそんなに急いでないけど、なんか逃げたくなる。

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